2008年7月1日 ジャクソンにて

ジャクソン市中の公園には、カリブーの角でつくったこのような門が四方にある。
この公園の敷地はここに住んでいた夫婦が寄付したもの。
今では市民の憩いの場になっているほか、全米他から観光客がくる。

 
 

太古から落雷等による山火事は絶えない。
でも生命は継続されることがある。

 
 
あるモミの木は、山火事が起こり、華氏約112度になると松かさが開いて中の実がこぼれ、発芽のチャンスが訪れる。
なぜ?太古から山火事に遭い、子孫を維持するために山火事の経験を教訓として生き延びる術を得るとは…
植物の進化を目の当たりにしたような想いである。
経験から学べなかった種は絶滅したのであろう。
 
 

ビッグホーン・国有林でハンググライダーの飛行準備完了。

 
 
落差約600mのがけを飛び降りるのは、度胸がいりそう。
「骨折の危険があるのでは…」とやぼな質問をしたら「当然覚悟の上」という当たり前の答えが返ってきた。
 
 
親子連れでキャンプにきた子供たち。
アラスカ、カナダ、アメリカ本土は親日的で、これまで不快な想いは一度もなかった。
かつては、戦争もあり、日本製品の質の悪さ等もあり、不快な想いを多くの日本人が体験した。
しかし、月日の経過と、日本製品の質の良さ等で、(私たちの質はさておき)好意を持って接してくれるとは、ありがたい。
その中でも自動車、カメラ…の評判が私たちへの評価になっていると思うが、じつはこれまでの日本や日本人が地道に重ねてきた行為がそのベースにあると思う。
国連への日本の分担金の多さは・・・こんなところにも影響しているかもしれない。
 
 
デビルズ・タワー。
高さ264m。
これは地中の火山活動がもたらしたもので、この岩の頂上は地下約2400m位にあった。
マグマが噴出し、この岩を地中でつくってその後冷えた。
岩の根元から上の土石(高さ約2400m)は、長年の風化等で吹き飛ばされ、この岩だけが露出した形になった。先住民の聖地のひとつで、年数回神聖な行事がある。
 
  この岩はロッククライマーの遊び場で、多くの人が楽しんでいる。
今日も2人のぼり、下部の一人は上半身裸でヘルメットもなし。
地上ではあと2人が登坂口を探していた。
これまでに墜落死した人5人で、内1人は女性だったとか。
 
  プレリードッグ。
ビーバーとそっくり。
 
 
マウント・ラッシュモア。
4人の大統領の功績と、アメリカへの忠誠心や団結等に効果がありそう。
向かって左側からワシントン、ジェファーソン、ルーズベルト、リンカーン。
 
 

マウント・クレージーホース。
先住民ラコタ族の族長で、白人騎兵隊との戦闘に優れ、アメリカ人にとっては、かつては憎い敵だったが、自分の領土や種族を守るために敢闘した彼は、今ではアメリカ人の尊敬する偉大な先住者として訪れる人は多い。

先住民は、子供の子らからニックネームを付けられる習慣がある。クレージーホースとは、彼のニックネームを白人の言葉で翻訳したもの。

 
 
彼の映像は残されていない。
彼の顔はイメージだが、多くの先住民を代表して、エジプトのピラミッドより高い岩場に、長くその人間性をさらすことになろう。
寄付金による工事は長く、終わりは誰もしらないという。