2008年7月3日 コロラド州からユタ州へ

年中無休  青空床屋
床屋代を節約して、その分を食料とビールの質の向上を図る。
人生は年中無休である。時間を有意義にすごそう。

 
 

ポスト 
大麦畑、とうもろこし畑、広大な米国やカナダの田舎では、郵便事情が日本と少し違う。
郵便配達員は各家を毎日すべて訪ねるのは困難である。
そこで、郵便配達をしながら集荷をしやすいように、各家庭は郵送物があるときは郵便箱の横に、赤い小旗状の板を掲示する。
配達・集荷員はこの旗を見て車を止める。

 
 

サイロ
ワイオミング州には露天掘りの石炭採掘場がたくさんある。
これを列車でテキサス州等へ運ぶ。
この鉄道にはときおり穀物貯蔵サイロが隣接されている。
麦畑、とうもろこし畑、大豆畑…閑静な穀倉地帯は今や世界の商社マンの戦場である。降雨量、地下水量、品種、農薬、農機具、農法、気象予測…そして穀物取引相場が戦果を左右する。
ときには米国空軍のロケット発射小基地があり、かつての雨乞い儀式が降雨目的のロケット利用…と思われる。詳細はわからない。
とうもろこしは約30cm間隔で植えられ、1苗でコーンを1~3個穫し、家畜の飼料やバイオ燃料になる。

 
 
列車 125
アメリカの生産力を垣間見る。
1列車で125両あった。
米国やカナダの踏み切りは広くて見通しが良いので、ほとんど一時停止しないで、そのまま横切る。
 
 
カモも朝食
これまで数々の国立公園等の自然動植物保護地域を経て、ネブラスカ州のシドニー市郊外のキャンプ場にくると、状況は一変する。
CABELA'Sという大きな店では、鉄砲やピストル等のあらゆる狩猟用品が展示され、得意げに撃ち取った動物達との写真も展示されている。
全米ライフル・狩猟協会等という団体と自然保護団体が互いに牽制しあっているようだ。
そんなこととは露知らず、カモが餌をねだりにやってくる。餌をやってはいけないが…。
 
 
ユタ州のグリーンリバー
ユタ州に入ると半砂漠になる。
生物はほとんど見かけず暑い。
40度以上。
ここにグリーンリバーという川が流れており、川の水を眺めるだけでいやされる。
この川はやがてコロラド川と合流し、グランドキャニオンの底を流れてメキシコのバハカリフォルニア半島の東岸のカリフォルニア湾へそそぐ。
 
 
ユタ州に到着
コロラド州からユタ州に入るが、州境には何もない。
州の税金も同じ程度で11%位。
温度は高いが湿度が低いので助かるが、それでも暑く、今日はキャンプグランドに併設されているキャビン(ログ小屋)でエアコンにしがみついた。
湿度が高い日本は不快だが、湿度が低くても緑がほとんどない世界は…到底住めるものではない。