2008年7月9日 グランドキャニオンからデスバレーへ

7月7日、グランドキャニオンの北側(ノースリム)のキャンプ場は満杯だったが、キャンセル待ち3回トライして見事2泊できた!

キャンプ場

世界中のキャンパーが憧れる場所。静かでのんびりでき、歩いて3分でキャニオンが見えるなんて感激!
7年前の雪のグランドキャニオン南側も良かったが、ここもなかなか素晴らしい!

 
 

皿洗い
食事の後かたずけは子供たちの担当。
子供の頃から自然の中で家族と過ごし、親から生き方を学ぶ場所でもある。
自然との付き合い方、火の起こし方等を親が教えて子供たちを見守っている姿をよく目にする。

 
 

観光自動車
キャニオンの中を走るメルヘンチックな自動車は人気。

 
 
岩穴
キャニオンには柵がないので、一歩間違えると谷底でお陀仏。
年に何人か死んでいるそうだ!
大自然を観るのはリスキーである。
中央の岩の上にいる人達が豆粒のよう。
 
 

コロラド河
一粒の雨が集まって河になり、やわかい土壌を押し流して何十億年経てこのような大峡谷になった。

地平線の右手が下がっているが、大地が右に下がっているためである。

以前より地平線が見にくくなった。
昔は160kmも見えたというが、インターネットで原因を調べると、山火事の煙の影響がそのひとつだった。
カリフォルニア州だけでも常時30箇所の山火事があり、内約10箇所は大規模という。
雷等の自然発火が主らしいが、大地を乾燥させている"温暖化""も見逃せない。

 
 
グランドキャニオンのノースリムからの眺め。
何時間でもじっと眺めていたい絶景。
山のホテルが用意した椅子で思う存分景色を楽しんでいるカップル。
ここのレストランのキャニオンディナーは17ドルと安い。
ロッジは1泊120ドル~だったが、予約で満杯だった。
ほとんどの人はお土産を買うより、眺望を楽しんでいた。
 
 
ナバホ族
彼らが自分たちの部族を呼ぶ名は別にあり、これは西欧人が付けた名称。
時代から取り残された先住民は…民族の興亡は残酷である。
 
  ロッキー山脈の横断
見上げるような大きな山間のドライブは迫力満点。
 
  ラスベガス
 
7月9日ネバダ州の砂漠を走る。
グランドキャニオン北側から一日ドライブしてラスベガスに到着。
親切なタクシードライバーに出会いお薦めのモーテルを紹介されて幸運だった!
ラスベガスから、デスバレー(カリフォルニア州)のネバダ州側を9時間、
猛暑の中をドライブして、夕方6時半にやっとヨセミテに着いた。
この道は以前走ったサハラ砂漠(冬)より温度が高く(外は50度以上だと思う)、
パンクしないように祈るばかりだった!
宿はどこも一杯だったが、モーテルのオーナーの好意でその駐車場に泊まることができた。
今日の走行について、「あなたはクレジー!」と妻曰く。
 
  デスバレー近く
デスバレーはあまりにも暑く、地元民が「今行くのはクレージー」というので、
ネバダ州側の裏側の道を選んでドライブするが、
結果的に3倍以上の砂漠地帯をドライブするはめになった。
ヨセミテに着くのは遅くなったが、この道は別の意味で貴重な体験で良かった!
 
  植物が生えない地帯のドライブは不気味。
4時間位のドライブは緊張して手に汗をにぎる。
冷房が壊れないことを祈った!
月面のような光景が突然現れ圧巻!温度計を見るのが恐ろしい。パンクしないで幸運!

こんなところをひたすら歩いてロスからニューヨークまで約5000km完走したのが坪井伸吾氏である。
こんなところを全州(本土48州?)バイクで走破したのが加曾利隆氏である。ガッツあるね~。
 
  雨降らず
湖や川も雨が降らず砂漠化していた。
恐ろしい光景。
前方に時折竜巻がいくつか発生していた。
風が弱いので助かった。
 
  道路工事
こんな過酷な地で道路幅の工事をしている人達がいて本当に頭が下がる。感謝!!
 
  ランチ
猛暑の時はメキシコ料理のタコスが最高!
味も栄養バランスも素晴らしいし、美味しい!
これで7ドル50セント。全員メキシカンで本格的な味。
これで元気にドライブできる。
よくもまあこんな所に好みの店があったものだ。
 
  乾燥地帯
サボテンすらも大きくなれない枯れた土地。
こんな景色が延々4時間以上も続く。
 
  奇岩
砂漠の道が終わると突然こんな大きな奇岩が現れる。
くねくねした山道が続き、ジェットコースターのような傾斜の山道が10ヶ所位立て続けにあるので二人とも車酔いになりそうだった。
行く手が見えない頂上付近で、大型動物が突然現れたら避けようがない。