2008年7月15日 ギルロイ

今はギルロイの友人宅で1週間程滞在しています。
若いころここで仕事をして、旅の資金を稼ぐため頑張った自分を思い出す懐かしい場所です。
7年前にここに来ましたが、カリフォルニアの広大な畑や山々が、
今は雨が降らず枯れているのを見ると、地球の変化を目の当たりにして考えさせられます。

 

ロシア&ウクライナから
ピンクの奇岩で有名なブライス国立公園近くのモーテルに泊まったら、受付はロシアとウクライナからきた若い女性だった。
4ヶ月間の労働ビザで働きお金をため、同時に英語を勉強するという。
他の仕事場には移動できないが、十分満足しているようだ。

 
 

世界一周中のテオ
2007~2009年にかけてBMWで世界一周中のテオ。
ベルリンで多くの書類を提出してサウジアラビア大使館で取れたのはシングル通過ビザのみ。
これではカタールに入出国できず断念。
サウジに入ったら出国まで20台のパトカーに警備・監視されて参ったとか。
イスラム教徒ではないから、もちろんメッカには入れないがヨルダン、サウジ(MUDAWWARAH)、UAE、オマーン、UAE(ドバイ)、イランへとフェリーでわたる。

 
 
ゴーストタウンのBODIE
ヨセミテ国立公園の北東にある。最初に金が発見されてゴールドラッシュに沸き、後日銀鉱石も発見されて人口1万人以上になった。
約30社が開発し3千2百万ドルの売上げを記録したが、金銀抽出に使用した水銀の使用法に未熟で飲料水は汚染し、病気が蔓延し、人口が半減したころ1夜で残りの全員が町から逃げ出してゴーストタウンと化した。
ブラジルのアマゾン河支流では今でも砂金取りに水銀を使用し、この使用法に未熟な人々が犠牲になっているとか。
 
 

子供の課外授業
子供には実物の課外授業が欠かせない。
物いわぬゴーストタウンは子供たちに多くの教訓を与えているようだ。

 
 
ゴーストタウン
野球チーム、教会、銀行、チャイナタウン…まであったのに、鉱物資源の90%以上を残して廃虚と化した。
かつて多くの人々を潤した小川は、干上がっていた。
 
  大車輪
地下700m以上も掘り、人々を吊り下げ、吊り上げた大車輪も力尽きた。
水銀の副作用がわかったのは近年だという。
 
  プロのロッククライマー南裏さん夫妻
世界の岩山を自分だけの力で登り・降りるのが、南裏さん夫妻。
一度やったら病みつきになる、というが…。
 
 
ヨセミテに咲く花
リンカーン大統領が国立公園化に署名して、今日の姿が守られた。
樹齢2000年の大木セコイヤ等は、みんなの保護意識なくしてビジネスから守れるものではない。
一度伐採すれば多少の材木代になるが、残せば毎年300万人の観光客がきて散財する。
 
 
ヨセミテの岩山
まるで岩山から木が生えているようだ。
巨石はオーストラリアのウルル(旧エアーズロック)より大きいのがある。
 
 
先住民(インディアン)の家
これらの家々が代々の子孫を受け継いできた。
西部開拓者は、ときにはこれらを焼き払い、先住民と争って新大陸を開発した。
 
 
セコイア
ヨセミテ国立公園の南端門から5km位の所に大木セコイヤの群生地がある。
樹齢2000年には満たないだろうが、幹周りは10m以上ある。
今年は落雷等による山火事が一説では30~11,000箇所あるというが、よくも長年の山火事から生き残ったものと感心する。
松かさは意外と小さく、普通の松と変わらない。
これに比し、シュガーパインという松の木の松かさは長さが30cmもあり、まるでラグビーボールサイズ。
世界は広い。
 
 
尊敬するジョン・ミーカー氏
最初の世界一周時の1970年にお世話になり2001年、2008年にも大変世話になった。
にんにくの里ギルロイ市にて。