2008年8月05日 バンクーバー島

たくましい年金組

彼女はドイツ系カナダ人。
単身、VWのキャンピングカーでカナダの州都ビクトリアからフェリーで1.5時間の米国のポート・エンジェルス→オリンピック国立公園にきては1週間単位の温泉浴を楽しむ。
歳はとっても国際人。

「夜中、車内で音がするので懐中電灯で照らすと、子ネズミなのよ」と楽しんでいる様子。私は経験済だから「車中の皿等にガソリンを入れてドアーを少し開けておけば臭くて逃げますよ」とアドバイスした。

再三ビクトリアの自宅に招待されたが…自由にバンクーバー島(面積は四国の1.7倍)を旅したいので丁重に断った。

 
  米国からカナダへフェリーで渡る

アメリカ大陸は本当に広大で行けど行けど目的地に着かない。
国立公園に行くまでの景色そのものもまるで国立公園だ!
国立公園の周囲は国有林や国立リゾート地等という場合が多く、
ここも結構美しくて楽しめる。
フェリーで1時間半は風もなく晴天で気持ちの良い航海だった。
 
 

マイル・ゼロ標識

カナダの西端から東端へ走る約7,000kmの国道1号線の基点。
我々は逆に、今回の旅はほぼここで終わるので、無事の北米大陸ドライブを感謝した。

 
 
ロンドンよりも英国らしいビクトリア

フェリーが無事に着き、カナダの税関手続きは「口頭での自己申告のみ」でスムーズに終わった。入出国管理官も入国日の7月26日を起点にポンとまた6か月間くれ、それほど滞在する予定はないがうれしくなった。街をドライブすると、建物等から、まるでロンドンにいるような錯覚を覚える。
 
 

アメリカは軽油(ジーゼル)のほうが高い。

私の車は燃費の関係でガソリンのハイオクを入れているが、アメリカ・カナダ・アラスカではハイオクよりも軽油(ディーゼル)ほうが高い。
でも、オクタン価93以上は見たことがなく、これはどうなっているのか?

 
 
明るく元気な上原家

お世話になったご主人は21歳の時に沖縄からカナダに移住した。
アラスカ~メキシコまで松茸(パイン・マッシュルーム)の買い付けをしてドライブしまくり、日本に輸出する仕事をしていたとか。北米大陸産松茸事情では第一人者。
その後「すし壱」という寿司店を経営し、地元でも評判の人気店となる。奥様もワーキングホリディーの経験を積んで、その後バンクーバー島にきたそうだ。
上原家の広い庭(1エーカーは何坪かな?)には鹿が遊びにやってくる。歩いて3分で海岸だ。
天真爛漫の子供たちからエネルギーをもらった!テレビでは英語の漫画を理解して、子供同士で話す時は英語と日本語。両親とは日本語。これから学校では英語とフランス語を学ぶので、語学の面では日本より大変そうだが、国際人には必須である。
 
 
シンプルな結婚式

昼食したレストランの庭には手作りの簡素な結婚披露宴が準備がされていた。
海洋に向かって誓い合うカップルと親戚、友人達がにこやかに歓談中。
型にはまらない結婚式。
 
 
カナダのグース(がん)

散歩中突然私達に寄ってきたグースファミリー。
人間との距離がない自然を肌で感じるが、
彼らの世界に踏み込んでいるなあ~と謙虚になる。
 
 
ウンチを見てがっかり

海岸で、犬のフンと思いきや、
「これはグースのものです」と上原さん。
参った!
ファンタジーなグースのイメージが一瞬に吹き飛んだ!
グースのエサの一つは海中に生える青い草。
その海草が茂る地帯はグースがたくさんいて、
犬のウンチ大のがたくさんある。
「美人だってウンチはするでしょう」とがんの声。ハイ。