地球ドライブのノウハウ(15)言葉


■言葉ができる場合

  言葉は、ときには命と同じ重さがあり、メリットは大変多い。現地の言葉の基礎的なものは非常に役
 立つので、まず数字・挨拶・お礼・道の聞き方程度はすぐ覚えること。貧乏旅行者はこの努力だけで、
 ときどき金持旅行者以上のメリットがある。

■言葉ができない場合

  不便は多い。旅の楽しさが半減する。病気や事故時、難しい手続等ではそのツケがくるかもしれない。
 だが、前進できないわけでもない。大部分の生活では、なんら心配ない。助けてくれる人は世界中に無
 数にいることも事実であり度胸、マナー、笑顔、ゼスチャー、真剣度、日本に対する好評判等で、必要
 最小限の問題は処理できる。簡単なことなら日本語を話しながら理解を求めれば通じることが多い。

  ある学者は「言葉によるコミュニケーション能力は10%位にすぎず、真剣な態度や笑顔等が90%」と
 いっている。

■大陸別に通じる言葉

 Oヨーロッパ   @ 英語    A フランス語 B ドイツ語

 O北アフリカ   @ アラビア語 A フランス語 B 英語

 0中央アフリカ  @ フランス語 A 英語    B スワヒリ語

 0南部アフリカ  @ 英語    A ポルトガル語

 0インド洋    @ 英語    A フランス語

 O北米      @ 英語    A スペイン語 B フランス語

 0中米・カリブ海 @ スペイン語 A 英語    B フランス語

 O南米      @ スペイン語 A 英語    B ポルトガル語

 0ユーラシア   @ ロシア語  A ドイツ後  B 英語

 O中東      @ アラビア語 A 英語    B フランス語

 Oアジア     @ 英語    A フランス語

 Oオセアニア   @ 英語    A フランス語

■日本人旅行者を想定した場合

 Oヨーロッパ----全般には英語、フランス語、東欧はドイツ語、ロシア語。

 O北中米--------全般には英語、カナダのケベック州はフランス語、メキシコ以南はスペイン語、カリ
         ブ海の国はスペイン語、英語、フランス語、オランダ語。

 O南米----------全般にはスペイン語と英語、ブラジルはポルトガル語、スリナムはオランダ語、仏領
         ギアナはフランス語。

 O北アフリカ----フランス語、英語、スペイン語、イタリア語。

 O中南アフリカ--全般には英語。フランス語はマダガスカル・チャド・ニジェール・マリ・モーリタニ
  (インド洋) ア・セネガル・コートジボアール・ギニア・ブルキナファソ・カメルーン・中央アフ
         リカ・コンゴ共和国・コンゴ民主共和国・ガボン・ジブチ・ブルンジ・ルワンダ・コ
         モロ連合・赤道ギニア・トーゴ・ベナン。ポルトガル語はアンゴラ・モザンビーク・
         ギニアビサウ・カーボベルデ・サントメプリンシペ。ソマリアはイタリア語、英語。
         赤道ギニアはスペイン語。

 0ユーラシア----全般にはロシア語、英語、ドイツ語。

 O中東----------全般には英語、フランス語。

 Oアジア--------全般には英語、フランス語。

 Oオセアニア----全般には英語、フランス語。

■日本国内で語学習得

 0必要な基礎は習得しておこう。各国語の辞書は必携品である。

 010か国語音声機能付おしゃべり翻訳機 WINGVOCAL E-1(ヨーロッパモデル)14,500円。

  英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語(ロシア文字アル
  ファベット)、中国語(漢字、アルファベット)、韓国語(ハングル文字、アルファベット)、日本
  語(かな漢字、アルファベット)

■外国で語学を安く習得する

 0短期間で習得するには、とにかく真剣度がポイントである。野口英世博士はニューヨークの病院に短
  期間入院中にスペイン語をマスターし、黄熱病克服の為エクアドルに赴いて政府・軍・病院関係者を
  前に赴任挨拶を流暢なスペイン語でやったところ、たちまち現地人を魅了してしまった。生半可な語
  学修習では一生かけてもマスターできない。米国には英語を話せない米国人がたくさんいる。

 0英仏語等は、かつて欧米列強の植民地で、生活費が安い国で勉強すると安くつく。

 0英、豪、カナダ、韓国、ドイツ、フランス、ニュージーランドはワーキングホリデービザで働きなが
  ら語学研修ができる。

 0英語は世界中に研修の機会があるが、米国のカリフォルニア州サンノセ市サンノセハイスクールのア
  ダルトエデュケーション制度は無料だった。高校の夜間を活用した教育は各国人で楽しい。

 0フランス語は旧フランス領植民地かワーキングホリデービザを活用してフランスかカナダのケベック
  州がよい。南米北端の仏領ギアナで勉強したら貴重な体験ができるかもしれない。

 0スペイン語は中南米の生活費が安い国がお得。ガァテマラのアンティグア等の地方町は人気がある。

 0ロシア語は旧ソ連で生活費が最も安いモルドバはいかが。美人も多い。

■インターネットで理解、会話できる

  WEBのホームページ http://www.travlang.com/languages/ で見れば、80か国以上の言葉がわか
 り、マイクロソフト・ウインドーズ・ビスタなら発音まで聞ける。

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