■オートキャンプ場は便利 自動車旅行の泣き所は風呂、洗濯、便所、安全安心、電気、水、情報収集・交換等なので、たまには 気分をほぐして、日頃ためておいた車内外の整備、洗濯等をし、土地の料理・食材を満喫し、ゆったり して鋭気を養った方がよい。長旅にはときどきのストレス発散が必須である。 ■オートキャンプ場以外のキャンプ 西ヨーロッパ等を除き、一般的に各国とも市中の郊外は自由に駐車してキャンプできる。ただし、人 通りがあるところは強盗の心配があるので、まったく無人の地か、給油所等は安心である。危険な地で、 夜勤店員がいる所では、ついでに一晩中見張ってくれるように寸志を握らせ安眠を確保する手もある。 ■キャンプ場は自動車旅行者のオアシス ○日本、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、アラスカからパナマまでは 設備が整ったキャンプ地が適当にあり、本屋や自動車クラブ等で小冊子が入手できる。 ○旅行者は各地のキャンプ地の最新の情報、観光地のメリットとデメリット、その他の観光情報等を教 えてくれるので、他の自動車旅行者を見つけたらこれらの情報収集に鋭意努力すること。情報の有無 は、旅の内容に大きな差をつける。 ○給油所は情報が入手できる所が多い。シャワーが使える所もある。 ○オートキャンプ場は一泊につき無料から30ドル位で、閉鎖・移動・新規等の変化が激しい。 ○モーテルは先進国の各所にあり、オートキャンピング場がないときは、出費は少しかさむが便利であ る。事前にスーパー等で食材等を仕入れてゆくと安上がり。ただし、車内で寝ないときはモーテル宿 泊客の車上荒らしの泥棒が多いので注意すること。 ○開発途上国では、教会が庭を提供している所もある。開発途上国は旅行者が集まる所が限られている ので、こういう所では同じ仲間と何度となく再会し、同好の志ということで親交ができて、情報交換 と楽しい一時がもて、その後の旅の役に立ったり、ときには終生の仲間に発展することもある。 ○ユースホステルは、世界の半分の国の有名な観光地にはたいていある。1泊数百円〜3千円程度で安 い上、旅友達と情報交換ができる。会員証と世界のユースホステル所在地リストを携帯すればよい。 たまには日本語が話したくなったら日本人旅行者探しに好都合である。 o 財団法人「日本ユース・ホステル協会本部」東京都千代田区5番町4 幸ビル1階。 o 電話 03−3261−0191 o 国内の入会申込所は全国の都道府県にあり、年齢制限なし。国内のホステルは350箇所、世界 は80か国に5,500箇所あり、元刑務所から大邸宅まで趣向に富んでいる。会員証の期限は1 年だが、外国でも簡単に延長できる。 ○世界にあるYMCA、YWCAもユースホステルと同様に泊まれるが、会員でなくともよい。 o 財団法人「日本YMCA同盟」〒160−0003 東京都新宿区本塩町7 o 電話 03−5367−6640 o 世界の122か国・地域に数千箇所の宿泊施設がある。 ○インドや旧イギリス植民地にはサルベーション・アーミー(救世軍)の宿泊施設があり、格安で泊ま れる。 ■キャンプ場は危険という例 「ロシアのキャンプ地で強盗に遭った」、という人がおり、世相が不安な国は「まったく無人の地」 が安全である。 ■キャンプ場入場時の確認項目 @値段 A宿泊可能日数 B水 C便所(鍵) Dシャワー(値段、コイン類、鍵、オープン時間) E洗濯場(値段、コイン類、鍵、オープン時間) Fコーヒー(値段) Gインターネット(無線・ケーブル、値段、オープン時間) H台所(オープン時間) I売店(オープン時間) J電気(電圧) K排水設備