地球ドライブのノウハウ(25)生活


■基本事項

  生活は個人のスタイルによるから千差万別だが、車という環境・条件・予算等のなかで、健康で快適
 な旅を工夫し、目的を達成すること。他に不愉快な思いをさせないこと。事故、ケガ、病気、犯罪等を
 起さないこと。人間として、日本人として、恥になるようなことをしないこと。

■朝の儀式

 ○挨拶、トイレ、手洗い、歯磨き、洗顔、整髪、つめきり、身だしなみ、車内外の確認。

 ○タイヤの締付ボルトは次第に緩んでくるので必ず確認すること。締まり具合が一目でわかるように、
  ボルトとホイール間に石筆等で印をつけておけば「線が一直線ならしまっている。ずれていれば緩ん
  でいる」と、ボルトをいちいち締めなくてもわかる。タイヤ泥棒は世界中にいて、観光時や就寝時は
  ボルトを緩めにくる。運が悪ければタイヤはなくなり、泥棒が人に見られたりして途中でボルト外し
  を止めると、運転中にタイヤが外れて危険な目に遭う。イランでは雪道で後部のタイヤが脱落し、1
  時間も雪上で締付ボルト探しをやり、結局一部は見つからなかった。予備品で再スタートできたが、
  高速道路上だったら?と肝を冷やした。
  
 ○私は歯が丈夫だったので、つい過信して自由な生活にあぐらをかいて5年間以上も歯を磨かなかった。
  そのつけは帰国後にきて、歯周病等で300万円以上の出費を余儀なくされた。歯磨きは3食後必ず丁寧
  にやろう。

■衣類

 ○清潔で見栄えがよく機能的な服装、春夏秋冬用衣類、フォーマルな衣類一式が必要である。しかし、
  衣類はどでも買えるので、旅に合わせて取捨選択してゆけばよい。

 ○熱帯等では上半身裸になりやすいが、危険である。シミの発生はもちろん、将来皮膚ガンになる恐れ
  がある。

 ○裸足は危険である。小さな傷をつくって破傷風、傷口から寄生虫や雑菌の侵入等、危ないことは山ほ
  どある。

■料理と食事(フォルクスワーゲンバンのエアコンなしの場合)

 ○一般的な土地

   サイドドアーや窓ガラスを開け、車内に置いた予備タイヤ3本の上に置いた机(折りたたみ式で折
  りたたんである)の上で、ブータンガス(プロパンガスも可)の可般型レンジで料理し、食事する。
  天気がよければ、車外も快適である。ただし、長年料理すると車内に臭いがつく。欧米人等は醤油の
  臭い等がしみ込んだものでも「小便臭い!」という。

 ○雨天、強風、高山、極寒、雪、砂嵐、疲労困憊のとき

   サイドドアーや窓ガラスを開けると雨、風、寒さ、砂塵等が入り、十分な料理はできない。窓ガラ
  スは少しだけ開け、ガスレンジで温かいものはお茶、スープ、即席麺程度にして冷たいご飯、おにぎ
  り、パン、バター、チーズ、ジャム、サンドイッチ、サラミ、ハム、ソーセージ、ベーコン、バナナ、
  インスタント食品、煮たジャガイモやトウモロコシ、缶詰、瓶詰、漬物、果物等の「簡易食」ですま
  す。安食堂があれば便利である。

 ○酷暑地、高湿地

   サイドドアーや窓ガラスを十分に開け、車のなかで料理し、車内外の涼しい方で食事する。車内で
  は火が使えないほどひどいときは、「簡易食」か「安食堂」ですます。涼しい所にいったら、その分
  の栄養と英気を補う。

 ○病気やケガのとき

   手間をかけずに簡単に食べられる「簡易食」か「安食堂」にする。日頃から手軽で、食べなれたも
  の、栄養価があるもの、食欲が増すものを非常食にとっておく。多少ぜいたくでも元気がでるもので、
  アルコールもよい。私はマラリアで発熱、悪寒、嘔吐、下痢、倦怠等をしていたとき、福神漬の缶詰
  や梅干等で英気を養った。

 ○地元の見物人に取り囲まれたら

   インドの田舎等では、物珍しさから想像を絶するほど人が群がって、こちらの一挙一動に反応して
  食事ができない地方がある。腹を空かした子供が近くまできて、食事をじっと見つめていることもあ
  る。ネパールでは食べ終わった魚の骨を目前の大地に捨てたら、子供がいち早く拾ってしゃぶりつい
  たのを見て、心が痛くなった。食事をする場所は、なるべく地元民に見られないような場所にし、や
  むを得ないときは車中で見えないようにする。

 ○ハエ、蚊、ガ、ツェツェバエ、虫等が群がる所では

   インド等、一瞬の内に数百匹のハエが入ってくる所があり、こういう所では窓は開けられないから、
  手間をかけずに食べられる「簡易食」にする。  

 ○長距離走行中は

   種々の事情で停車して食事をする時間もなく、運転しながら昼食等を食べることは多い。あらかじ
  めパン、サンドイッチ、おにぎり等と、5リットルの水ポリタンク等を手元に用意する。運転中は前
  方不注意にならないように細心の注意を払って食べ、原則として口からこぼしたものは気にしない、
  と決めること。
 
■便所

 ○文明圏では、とにかく早目に場所を確保すること。公衆便所、公衆浴場、給油所、レストハウス、オ
  ートキャンプ場、レストラン、モーテル、ホテル、コンビニ、駅、博物館、美術館、消防署、教会、
  民家、トラックの溜まり場、バスの発着ターミナル、船着場、学校等、何でも利用する。街中は便意
  が限界に近くなっても見つからない所があり、夜間や雨等のときも簡易便器は便利である。

 ○簡易便器の参考例

  o男女小便用ボトルは「通販天国(03-6301-1214)の商品番号1104」が便利。6,090円+送料。

  o男女大便用便器は「潟tァイン(044-822-1424)のペールトイレ」が便利。便器19,000円、植物性
   素材の袋5枚・凝固剤10袋・消臭スプレー1缶・トイレットペーパー・ウエットティッシュ・懐中電
   灯10,000円、屋外用テント15,000円。

 ○無人の荒野は滑りやすい足場、ブッシュのトゲ、毒蛇、毒グモ、サソリ等に気をつける。

■風呂、洗濯

 ○20リットルの水タンクを活用した簡易シャワー設備、バケツの水で洗いバケツの水をかぶる原始的な
  方法、公衆浴場、シャワーを備えた給油所、レストハウス、モーテル、ホテル、ユースホステル、オ
  ートキャンプ場、教会、トラックの溜まり場、川・池・湖等で行う。

 ○現地人に食事等に招待されたときは好意に甘え、状況次第でこれらをすます。

■買物

 ○コンビニ、スーパー、市場等、地元民が買う場所で買う。ときには、魚は浜で、野菜や果実は畑や農
  家から、紅茶や砂糖等は生産農園や工場から買った。食品生産工場等の見学は比較的簡単にできて勉
  強になり、品物が安価に買え、ときには無心に応えてくれる。

 ○極力安い国・地方で買い、高い国・地方では買わないでもっぱら消費する。私はアフリカで安い魚・
  米・オリーブ等を買って、生活費が高いヨーロッパで消費し、ヨーロッパで安い缶詰等を買ってアジ
  アで消費した。

■ごみ捨て

 ○無人の荒野では燃やしたり埋める。

 ○文明圏では規則どおり、ごみ捨て場に捨てる。

■言葉が通じなかったら

 ○物事の処理には限度があるが、行き先たずね、買物、便所・宿・シャワー・洗濯場探し等はなんとか
  なる。基本は、清潔で好感がもてる容貌・服装、明るく、大きなゼスチャー、片言の現地語、地図・
  観光案内書等の物を駆使する。アフリカのマリの田舎で「腹が空いている、飯屋はどこか」とゼスチ
  ャーできいたら、「この人はお腹が痛いらしい」ということになってしまい、しばらく誤解が解けな
  かった。下手なゼスチャーは話が混乱し、よいゼスチャーは身を助く。交通警官に捕まり、言葉がわ
  からないふりをしていたら、やがて許してくれたことも再三あったが---。

 ○10か国語音声機能付おしゃべり翻訳機 WINGVOCAL E-1(ヨーロッパモデル)14,500円は便利。

  英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語(ロシア文字アル
  ファベット)、中国語(漢字,アルファベット)、韓国語(ハングル文字,アルファベット)、日本
  語(かな漢字,アルファベット)

■アルコール

 ○個人の趣向の問題だが、飲まれないことが肝心である。たまに誰かに招待されて、ふだん飲まないア
  ルコールを飲むと酔いが早く、楽しい会話もそこそこに寝入ったり、吐いたり、思わぬ失態を招くこ
  とがある。危険を予知し、一定量以上のアルコールは上手に断り、お茶等に切りかえるのも知恵であ
  る。

 ○果実のドリアンとアルコールの食べ合わせは大変悪い。日本の食物の悪い食べ合わせは知っていても、
  外国のは知らないことがほとんどだろう。郷に入っては郷に従い、この種の情報をキャッチしよう。

■セックス、恋愛

 ○個人の考え方次第だが、複数のパーティーはルールが曖昧だと問題になりやすい。あらかじめルール
  を決めても、誰かが破ると問題を生みやすい。ルールを決め、みんなで守り通すか、ときにはみんな
  で破るか、考えすぎかもしれないが---、複数の旅行隊が破綻した例はある。

 ○昔はときどき血液検査をすれば、淋病や梅毒等の危険に対応できた。今日はこれにエイズが加わった
  ので、その方の知識も必要である。

■休憩、昼寝

  自動車旅行は広範囲に動ける反面、公共の交通機関を利用した旅よりかなり疲れる。単調なドライブ
 も睡魔に襲われて危険である。高速道路では単調な運転から眠くなったら、レストエリアやモーテル等
 の駐車場等で寝るとよい。環境が許せば、昼食後等の昼寝は、至福のひとときである。サイドドアーを
 開け、美しい景色を目前に、心地よいうたたねは自動車旅行ならではの醍醐味である。ただし、泥棒、
 警官、軍人、子供、物乞い、見物人等には要注意。

■就寝

 ○安全、閑静、便所がある所。人家から遠く離れた無人の地、高速道路のレストエリア、モーテル、ホ
  テルの駐車場、オートキャンプ場、ユースホステル、YMCA、YWCA、救世軍宿泊施設、給油所、
  スーパーの駐車場、現地で宿泊駐車の許可を得た人の指示地、夜警がいる所、観光スポットの駐車場、
  公衆便所付近、駅の駐車場、大きなバス停、フェリー発着所、トラックの溜まり場、教会、墓地、消
  防署、警察署、学校、図書館等、何でも利用しよう。

 ○オートキャンプ場等でも、旅行者を狙っている所では犯罪に巻き込まれる危険がある。ロシアで遭遇
  した人もおり、要は現地の状況次第であり、野性の勘を磨いて臨機応変に対応しなければならない。

 ○不向きな宿泊駐車地は危険、喧騒、近くに便所がない所である。町外れの空地等、文明圏内で周囲に
  人気がない所は、泥棒にはもってこいの場所である。

 ○暗くなってから町に入ると勝手がわからず、適切な宿泊場所が見つからず問題が多い。暗くなりそう
  なときは「町手前の、まったく無人の郊外が無難」である。

 ○ユースホステルは国内320箇所、世界80カ国の4,000箇所にあり、会員は年齢に関係なく安い、安全、
  熟睡、フロ、洗濯、情報収集等によい。世界中で会員になれ、1年毎に更新できる。袋式シーツはダ
  ニ、ノミ、シラミ、南京虫等に有効である。寝袋も可。日本ユースホステル協会本部 03-3288-1417 

  ・英語--------Youth hostel(ユースホステル)
  ・仏語--------Auberge de Jenesse(オーベルジュ・ド・ジュネス)
  ・独語--------Jugendherberge(ユーゲント・ヘアベルゲ)
  ・スペイン語--Albergue Juvenil(アルベルゲ・フベニール)
  ・イタリア語--Osteiio della Gioventu(オステッロ・デッラ・ジオベントー)

 ○YMCA、YWCAもユースホステルより数は少ないが世界中にあるので、会員・非会員にかかわら
  ず安価に泊まれる。東京YMCA 03-3615-5565、東京YWCA 03-3293-5421

 ○世界の安宿情報は http://ha9.seikyou.ne.jp/home/sometimesomewhere/yasuyado.htm
  某日本人旅行者が宿泊した宿は http://www7.plala.or.jp/tabifufu/

 ○安宿がある一般的な地域

  駅・バス発着所・フェリー発着所・市場・旧市街・名所旧跡---界隈。

■寝具

  ベッドに毛布、寝袋、枕を用意する。狭いので、身体は窮屈になり、寝返りが多くなる。2本の鉄パ
 イプにキャンバスを張ったベッドでは、どうしても真中がたるみ、身体がエビのようにまがり、身体が
 痛くなるので、頻繁な寝返りが欠かせない。これは今日まで習慣になってしまった。最初から、へこま
 ないしっかりしたベッドをつくることが大切である。メンバーが多ければ、屋外にテントも必要だが、
 疲れているときは場所の選定や設定が重荷になるし、雨天時や夜間は制約があるので、よほどの覚悟が
 必要である。

  一方で、乗用車やトラックでドライブしている人もおり、原則として食事は安食堂、就寝はテントと
 割り切ってしまえば苦にならないかもしれない。

■電気

  外国の電気は日本と違うことが多いので、注意しよう。電圧(変圧器)、コンセントの形状(7種変
 換アダプター)、周波数、交流・直流、公共発電・自家発電。

  ノートパソコンではモジュラープラグ変換アダプター、プロバイダーのアクセスポイント。つなぐ場
 所は一般家庭の電話機、ホテル、オフィス、無線環境---によってつなぎ方が違うので要注意。

■照明

  車中の照明は定位置のみで、かつ生活するには明るさが不十分である。そこで、定位置照明用の電気
 のケーブルから分岐して、2m位の電気ケーブルを設け、移動式小電灯(1.5ワット程度)を別に設ける
 と手元が明るくなるし、何かと便利である。ベッドではこれだけで読書ができ、就寝時はベッドの手元
 で照明をON、OFFできる。

■土産品

  旅がつづけば土産品等は増える。ときどき航空便や船便で送り、大量に携帯しない。虫がいる、また
 は虫が発生しそうな物はよほどの手当てが必要である。いつまでも携帯しているとほこりにまみれたり、
 壊れたり、警官や国境役人にねだられたり、車の重量が重くなったり、車内がせまくなって、いいこと
 はない。象牙、遺跡からの出土品、古い銃や刀等の骨董品、その他持出禁止品は没収される。

  また、土産・記念品はきりがなく、よほどの覚悟がないとこれで資金を費やし、管理で振り回される。

■不要品

  使い古した地図や資料等は、必要がなければ処分するか、ときどき船便で送る。荷物は常に、必要最
 少限が望ましい。食料の内、即席麺等は高温多湿や長期保存等で虫がわくことがある。

■車内外の清掃

  安全・健康・快適・利便等を考えれば、狭くて長距離移動をするだけに、日常の整理・整頓・清掃・
 清潔等が欠かせない。日常は手が届かない細部は、ときどき大掃除する必要がある。常に埃対策として
 シーツや袋等を活用し、車内を清潔にしなければならない。車内に敷いたカーペットはあらゆる意味で
 効果的だった。

■たまには日本食や中華をたべたい!

 ○世界の首都、先進国の大都市にはどちらもあり、あとは予算次第である。食材も日本から何でも送っ
  てもらえるが、大量になると関税がかかる。長期旅行には保存が効く好みの食料をたくさん携帯し、
  手に入る都市で補充すればよい。

 ○ただ、郷に入っては郷の食料や料理に合わせるのも旅の楽しさ、または種々の発見につながる。貧乏
  でも、最低限の栄養は考えよう。自分の健康を管理できなければ、旅の目的も果たせない。

 ○開発途上国では、食費は安くすむがメニューが限られ、単調になる。だが、ときには”こんな所にも
  中華料理店がある”とうれしくなることがある。内容は”中華料理風”なのがほとんどで、値段も高
  く、あまり期待しないほうがよいが、ないよりはましで、気分だけは満たしてくれる。

■釣

  世界の海、川、湖等で最高に楽しんだ。釣竿、リール、その他の道具を持参すれば、世界の釣場は日
 本よりはるかに自然が豊かなので、土地のルールを守って期待してよい。ただし、「電気ウキ」を見た
 こともないブルガリアの国境の税関員には、説明するのに一苦労した。

■カジノ

  公式には113カ国だが、非公式あわせれば全世界で営業している。バクチはまりやすいので、旅が
 頓挫しないように。

■旅立ち後の初期は要注意

  旅は6〜12か月すれば身体や感覚が慣れるが、それまでは病気やケガをしやすい。朝寝坊や昼寝、深夜
 行脚も自由だからとメチャクチャな生活をおくると身体のリズムが狂う。いろいろ自由奔放に生活して
 みるとわかるが、結局規則正しい生活が一番よいことに気づくだろう。

■高山病

  高山病には地元の首都等で薬が買える。ペルーのレストランでコカ茶を飲んだり、ボリビアのスーパ
 ーでコカ茶を買って噛んだり飲めば、高山病もやわらぐ。

■高山の食事

  大食漢は、酸素が薄い高山では消化不良でつらい思いをする。消化のよいものを適度の量ですまそう。

■病気

  青年が長期間旅をすれば、年代からして親知らず(歯)がうずく確立が高い。車の旅は痔になりやす
 い。予算不足、盗難、書類手続等の多くの問題を抱え、不衛生な旅にならざるを得ないからインキン、
 水虫、タムシ、皮膚病、下痢、腹痛、嘔吐、発熱、世界最大・最強のマラリア、デング熱、ウエストナ
 イル熱、肝炎、虫刺され、打撲、切り傷、不眠症、食欲減退、ホームシック---ときりがないほどハード
 な生活になる。これらに対しての一般的な知識の収集と適切な対応が不可欠である。

■日記

  日々の感動、発見、反省、旅の計画、有益な情報、付き合った人の住所、ヒラメキ、苦労、記録保存、
 将来の計画---は宝である。帰国後の本の出版、記事の執筆、ホームページの作成、講演---にも不可欠
 である。すべての思い出はまさに大きな幸福であり、日記は幸福日記ともいえる。

■写真

  思いがけなく美しい風景に出会ったり、素晴らしい人とめぐり合ったり、現地での一瞬はときに至福
 の一時である。何事にも代えがたい。これを阻害する写真撮影という行為は、この陶酔感等を台無しに
 する恐れがある。

  しかし、人生は現状のみにあらず、将来もまた人生の重要な部分である。すべての独立国を見聞しな
 がら写真はほとんどない人を知っているが、大変後悔していた。日記の一部を構成する写真、映像、録
 音は状況が許す限り残そう。私は先輩から「例え食費を割いてでも、写真は撮れ!」という教えを採り
 入れたが、適切な助言だったと感謝している。

■悪い食べ合わせ

  世界には、日本にはない飲食物があり、それらの悪い食べ合わせもあるから要注意。果実のドリアン
 とアルコールは悪い食べ合わせである。オリーブ油やヤシ油の摂りすぎは下痢になる日本人が多い。

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