◎旅行期 舗装道は1年中可。非舗装道は南米北部のガイアナ、スリナム、仏領ギアナ、ブラジルの北部とアマゾ ン地帯は4〜7月と11〜1月に雨季があり、走行不可能の区間あり。南米全体的な乾季は6〜9月。 ◎言語 各国の言語は純粋なスペイン語、ポルトガル語、フランス語、オランダ語ではなく、少しずつ各国語 になっている。英語も一部では使える。 ◎カルネ カルネは、公式には必要な国が多いが、実態は無くても入出国可能な国がほとんどである。カルネを 所持していても使用しないで、ほぼすべての国を二輪車で旅した人がいる。 ◎国際自動車運転免許証 中南米諸国の大半は日本で発行される国際自動車運転免許証の条約に未加入だから、基本的には運転 できない。日本の自動車運転免許証があれば、アメリカの自動車協会AAA(アメリカン・オートモービ ル・アソシエーション)で中南米専用の国際自動車運転免許証を発行してくれる。 ◎免税地域 パラグアイのシウダ・デ・エル・エステ、ペルーのタクナ、チリのイキケとプンタアレーナス、ブラ ジルのマナウス等は完全にゼロか低率。 ◎酸欠 アンデス山脈の高地では海抜が1,000m上がるごとに気圧は100hpa(平均1,013hpaの約10%)さがり、 血液中の酸素量も約10%さがる。海抜5,000mでは酸素量が半減するから要注意。 ◎狂犬病 アンデス高原の牧畜犬には狂犬病持ちがいて、かつ獰猛なので予防注射が効果的。かまれたら、事後 でも1〜2か月以内の発症前に現地の病院で手当てすれば助かる確率が高くなる。 ◎衛生状態 全般に衛生状態は悪く破傷風、A型肝炎も予防注射が望ましい。 ◎ドライブルート 南米は季節を選べば周回、縦断、横断ができる。ペルーのクスコからアルゼンチン南端のティエラ・ デル・フエゴのウシュアイアまで1か月もあればドライブ可。インカ帝国時代の旧道(インカトレイル) は約4万kmもあるといわれ、ペルーのクスコからマチュピチュッまでもこの道を歩ける。 ◎コカの葉 市販の、ガムのようにかむコカの葉やコカ茶が高山病、疲れ、空腹等に効く。高山病には予防薬あり。 ◎治安 どの国の首都も治安が悪く、就寝中の強盗対策は夜警等がいる高級住宅地がいくらか無難。 ◎アスタマニャーナ文化 スペイン語文化圏では、アスタマニャーナは「また明日に、後で、その内に、いつかわからない---」 といった意味で、これを連発される社会。ものごとの進め方はあいまいで、悪くとれば未発達な社会、 良くとれば時間の奴隷にならないスローライフ社会である。 ◎情報誌 「South American Handbook 2009」英語版は情報満載。 http://www.samexplo.org/も英語だがよし。 ◎政権 12か国中、米国には距離を置く左派政権は8か国。(2006.12現在) ------------------------------------------------------------------------------------------------ ■アルゼンチン。(旧スペイン植民民地) ○主言語はスペイン語。 ○観光ビザ90日不要。 ○カルネ要。(実態は不要) ○首都はブエノスアイレス。(地下鉄には東京の地下鉄の旧丸ノ内線の車両を一部で使用) ○通貨はペソ。 ○旅行期 年中可。南端のティエラ・デル・フエゴ(火の島の意)の5〜9月は降雪と強風で寒い。 ○パンパ ・南米のアンデス山脈界隈に広く住むケチュア族の言葉で”大平原””大草原”という意味。ケチュ 族は北からコロンビア、エクアドル、ペルー、ブラジル、ボリビア、アルゼンチン等に住んでいる。 ・首都から内陸部に向かって扇状に広がる大草原。面積は日本の約2倍弱で、気候は温帯性で年間を とおして平均的に雨が降るため耕地に適し、アルゼンチン全体の80%に近い穀物がパンパで生産さ れる。北西部には山脈があり、そこに位置するコルドバ州などは降水量が少なく、年間気温が低い ため、絶好の避暑地、ワインヤード(日系人従事者もいる)となっている。ここで飲むマテ茶は粋 である。 ○パタゴニア ・1520年に探検したマゼランは、先住民の足が大きかったことから”大足の男”という意味でこの地 をパタゴニアと呼び始めた。 ・パンパの南でコロラド川を境にしてほぼ南緯40度以南をいう。面積は日本の約2倍で年間平均気温 7℃、風が強く曇った日が多い。チリ国境に沿って南北に走るアンデス山脈は南へ行くほど氷の厚 みが増し、全長35kmのペリト・モレノ氷河を代表とする膨大な氷の台地と氷河で国立公園を形成 している。国立公園はバリローチェ周辺のナウエル・ウアピ国立公園、チリのプエルト・ナタレス を起点とするパイネ国立公園など何十もあり、雄大な自然の残る世界的にも数少ない地域とされて いる。 ・英国のダーウィンはバイア・ブランカ近くのプンタ・アルタ海岸で化石を発見し、またアンデス山 脈麓のペリト・モレノ氷河で「地球は変化し、動植物は進化している」と感動して腰を抜かした。 それから29年後に「種の起源」「進化論」を発表するきっかけになった。当時、ダーウィンの感動 体験は知らなかったが、私も同様に、偶然同地で感動して腰を抜かした。このような壮大な経験は なかったので、どう反応してよいかわからず大地にへたりこんで動けなくなった。皆さんはどうで しょう? ・ペリト・モレノ氷河へは、ブエノスアイレスからエル・カラファテへ飛行機で3時間半、そこから 車で1時間でゆける。温暖化でも縮小していない氷河は、1日1.6m流れ、強風で飛んできた小石が 氷河に散らばり、小石の周囲の氷は小石に当たった太陽光の反射・輻射熱で溶け、やがて大きな ”限りなく透明に近いブルーの池”をつくる。氷河の末端の氷壁は高さ50m。これがアルゼンチン 湖に崩れ落ち、その都度大音響を周囲に散らし、エコーとなって響く。氷河はU字型の峡谷をつく り、河川は米国のグランドキャニオンのようなV字型の峡谷をつくる。 ○バルデス半島 東岸のこの海岸や沿岸は動物保護区になっていて、8〜2月等の季節によってペンギン、クジラ、象 アザラシ、アザラシ等が見られる。ここから180km南の海岸地帯プンタトンボでは、9〜3月に数万羽 のペンギンが見られる。両方とも圧巻である。 ○マゼラン海峡 世界一周中のマゼランは大西洋から太平洋に行ける南アメリカ大陸南端の海峡を発見し、後にマゼ ラン海峡と命名された。対岸の島ははティエラ・デル・フエゴ。フェリーはチリ領のプンタデルガー ダ⇔プンタエスポラが多く、プンタアレーナス⇔ポルベニールもある。 ○ティエラ・デル・フエゴ ・九州より大きな島。マゼランはこの島の半裸に近い先住民のヤーガン族が寒さ等から火を焚いてい たことからスペイン語でティエラ・デル・フエゴ(火の島の意)と呼び、後にその名が定着した。 そのモンゴロイドの末裔といわれるヤーガン族の最後の一人といわれる老婆は、ビーグル海峡南側 のチリ領ナバリノ島のプエルト・ウイリアムズに住んでいる(2007.11)。 ・南端の町は人口約7万人のウシュアイアで、車で行ける最南端は無人の国立公園のラパタイアであ る。ウシュアイアの南端にはビーグル海峡(水道)があり、対岸のチリ領ナバリノ島の人口約2,500 人の南米最南端の町プエルト・ウイリアムズにもフェリーが出ているが、車はダメ。 ・ウシュアイアには日系人の上野綾子さん(85歳)が上野山荘という宿を開いていて、五右衛門風呂 もあり1泊千円以下。日本人旅行者でお世話になった方が多い。その中の一人に故池田拓さんがい て、彼は旅行後「南北米徒歩縦横断日記」を出版して、次への旅行資金稼ぎを日本でしていたとき 労働災害で死亡した。両親は息子が世話になった上野さんに彼への労災補償金の一部1千万円を寄付 し、現在の上野山荘建設費の一部とした。 ・マゼラン海峡で捕れるタラバガニ(セントージャ)はうまい。 ○ビーグル海峡 「進化論」や「種の起源」の著者であるダーウィンがビーグル号に乗り、ここを初めて通過して、 後にこの吊が定着した。 ○ホーン岬 南米大陸最南端の島はホーン島。ビーグル水道と南極大陸間にあるホーン島の最南端の岬。 ○肉 安い。牛肉は1kg600円位。(パキスタンやインドでは100円位)個人当りの消費量は世界一。主 な産業は畜産物で、よく「社長も失業者も肉を食べる量は同じ」といわれている。炭焼きの塩味焼 肉=アサードは日曜日の昼食の定番である。もっとも首都や都市は田舎よりずっと高いが。 ○ガソリン 安い。パタゴニア地方では政策的にさらに半値だが、パンパ特有の強風で燃費は悪くなる。 ○日系人 約18,000人で花栽培、農業、クリーニング屋が多い。在留日本人約12,000人。バイアブランカ西方 に「La Japonesa」(日本人)という村あり。この命名には事情がありそうだ。 ○南極への船旅 ティエラデルフエゴのウシュアイアから観光フェリーで9日間の南極への船旅があり、1,600ドル。 2006年は世界各地から南極への船旅者は約35,000人。 ○パタゴニアの水 原野の水には寄生虫がいるので要注意。 ○犯罪と銃所持 首都の50km圏は犯罪多し。この国では誰でも簡単に銃を買え、皆が銃を所持しているのを忘れな いこと。 ○人種 南米はスペイン系が多いが、ここはイタリア系やユダヤ系が多い。 ○アコンカグア登山 チリとの国境にある南米最高峰で(6,960m)は、メンドーサ市西方の山裾から登る。 ○首都から車を船で海外に送るならセントロにある下記に聞くとよい。 Hellman World Wide Logistics Av Corrientes 531-6階、電話 5552-2000《 ○医療 技術は良く、豊胸手術費等がスペインの3分の1程度ということで好評だが、死亡例もある。 ○世界遺産 ・ロス・グラシアレス(自然)。 ・グアラニーのイエズス会伝道所群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョ ーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・マジョール(文化)。 ・イグアス国立公園(自然)。 ・バルデス半島(自然)。 ・リオ・ピントゥラスのクエバ・デ・ラス・マノス(文化)。 ・イスキグアラスト/タランパヤ自然公園群(自然)。 ・コルドバのイエズス会伝道所とエスタンシア群(文化)。 ・ケブラーダ・デ・ウマワーカ(文化)。 ○治安は十分注意A2007.12。特に首都周辺。 ○日本大使館 Embajada del Japon、Bouchard 547 Piso-17, Buenos Aires, Argentina 電話: (54-11) 4318-8200 □イースター島。(チリ領)。チリ本国では「イスラ・デ・パスクワ」、島では「ラパヌイ」という。 ○人口は約3,800人で約6割がマオリ系、残りがポリネシア系とスペイン系の島。 ○主言語はスペイン語。 ○観光ビザ90日不要。 ○首都はハンガロア村。 ○通貨はチリのペソ、米ドル。 ○旅行期 年中可。11月は雨多し。 ○観光 料金は交渉次第だが1日35〜50米ドルでレンタカーを借り、日本の旅券で運転でき、1日で全島の 867のモアイ像が見られる。 ○マグロ1kg2米ドル!親日家多し。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は一般的注意@2007.12。 ■ウルグアイ。(旧スペイン植民地) ○主言語はスペイン語。 ○観光ビザ90日不要。 ○カルネ要。(実態は不要) ○首都はモンテビデオ。 ○通貨はペソ。 ○旅行期 年中可。3月は雨多し。 ○経済と政治 農産物の輸出高増大によって経済的繁栄を享受し、教育の無料化や社会保障制度が導入されて、 「南米のスイス」と呼ばれるほど理想的な民主主義が実現した。だが、1950年代に入ると経済は急速 に悪化、インフレが深刻な社会問題となり、キューバ革命の影響を受けたゲリラが台頭する等で社会 上安がつのった。ついに1973年には軍部が政治を掌握し、弾圧的な軍政が行われた。1985年、上人気 だった軍政から民政に移管。その後、2005年に進歩会議・拡大戦線党のダバレ・バスケスが大統領に 就任。初の左派政権下で、経済の再生という課題に取り組んでいる。 ○人種 イタリア系が多い。 ○世界遺産 ・コロニア・デル・サクラメントの歴史的街並み(文化) 。 ○治安は一般的注意@2007.12。 ○日本大使館 Embajada del Japon、Bulevar Artigas 953, Montevideo, Uruguay(Casilla de Correo 1273) 電話: (598-2) 418-7645 ■エクアドル。ガラパゴス諸島(太平洋)。(旧スペイン植民地) ○主言語はスペイン語。 ○観光ビザ90日不要。 ○カルネ要。実態は不要で、車を売ることができるという情報あり。 ○首都はキト。 ○通貨はドル。 ○旅行期 年中可。 ○ガラパゴス諸島 ・南極からのフンボルト寒流が通るので、赤道直下なのにペンギンもいる地球の神秘を露呈している。 その他15,000頭まで減ったゾウガメ、イグアナ、フィンチ(鳥)等、環境変化に適応できた生命は 生き残り、上適応生命体は淘汰された。ダーウィンはこの諸島でもこれらの変遷に驚愕し、その後 29年間もその驚愕を抱いて「進化論」や「主の起源」の発表にたどり着いた。彼の心情を共感でき るか。 ・ガラパゴス諸島見物は首都かグアヤキルから飛行機で、最低3泊4日で1,500米ドル、7泊8日で4,400 ドルというツアーもある。 ○ガソリン 産油国で安い。アンデス山脈東部のアマゾン・ジャングルで産出した原油は熱く、パイプラインで 4,000m級のアンデス山脈上に押し上げられて太平洋側のグアヤキル港に送られ、そこから日本等に 輸出されている。 ○クイ料理、泥ガニ料理 クエンカなど山岳地帯のクイ料理(モルモット)、グアヤキルのマングローブガニ(泥ガニ)は有名。 ○先祖に日本人が? 南米で最も古い土器が海岸沿いから見つかっていることから、紀元前3,000年頃からすでに多くの 文明があったようだ。代表的な文明はバルディビア文明と呼ばれている。プレ・インカの土器とはか なり異なった、独特な文様の土器や女性をかたどった土偶等が特徴である。それらの土器や土偶は、 日本の縄文時代のものと驚くほど似ており、考古学者の間では縄文時代の人と同種の人が何らかの形 でここにたどり着き、同じ文明を起こしたのではないかといわれているほどだ。首都の国立博物館に 展示品あり。 しかし、ペルーの首都の天野博物館初代館長は「釣針にカエシ(かかった魚が釣針から外れにくく するための細工)があるのは世界中の遺蹟から発掘されているが、北中南米の遺跡からは一本も見つ かっていない」ということで、旧日本人移住説には懐疑的だった。 ○野口英世博士 彼とこの国は切り離せない。蛇毒、梅毒、熱病の研究で世界の医学界に大変貢献し、エクアドルで は黄熱病(旧式の光学顕微鏡しかない当時はそう思われていた)に罹って死ぬ大勢の人々をワクチン を開発して救ったからである。それは米国のロックフェラー研究所から派遣されて、わずか9日目の快 挙で、同国は彼の偉業に敬意を表し「陸軍大佐に任命、記念切手発行、グアヤキルの港街の通りに彼 の吊を命名---」を行った。彼は、同国にくる前の米国では病気で入院していたが、 そこでスペイン 語を猛勉強し、着任の挨拶は流暢なスペイン語でしてみせ、最初から皆を圧倒させたという。できが 違う〜! ○世界最高峰は 地球の芯から地表までの高さは、地球の自転のせいで赤道付近が最も高く、北極・南極点より約20 km高いという。世界一高いエベレスト(8,848m)は北緯28度にあり、赤道直下にあるこの国のチン ボラソ(6,271m)に20,000m足すと26,271mとなり、地球の芯から世界一高い地表(山)はエベレスト ではないということになる。 ○パナマ帽 本家は不明だが、「高価なパナマ帽は、エクアドル原産のパナマ草の葉を、インディヘナが月夜の みに編んでつくった」といわれている。 ○世界遺産 ・ガラパゴス諸島(自然)。 ・キト市街(文化)。 ・サンガイ国立公園 (自然)。 ・サンタ・アナ・デ・ロス・リオス・クエンカの歴史地区(文化) 。 ○治安は各地で社会的上安や犯罪が蔓延し渡航延期勧めC〜一般的注意@2007.12。 ○日本大使館 Embajada del Japon、Avenida Amazonas y Calle Arizaga, Edf. Amazonas Plaza, Piso 11, Quito,Ecuador (P. O. BOX 1721-01518, Quito, Ecuador) 電話: (593-2) 227-8700 ■ガイアナ。(旧オランダ→英植民地) ○人口約80万人のインド人と黒人の中世そのままの国。 ○主言語は南米唯一の英語国。 ○ビザは90日不要。 ○カルネ不要。 ○首都はジョージタウン。 ○通貨はガイアナドル、米ドル。 ○旅行期 年中雨が多い。舗装道は年中可。降雨直後の泥道は通行不可。2〜4月と8〜10月は雨量が少ない。 ○道路 ・左側通行。大部分は舗装道だが、4〜7月と11〜1月に雨季があり、泥道は走行不可能の区間あり。 ・ブラジルとスリナムには接続用の非舗装道があり、ベネゼエラとの間に道なし。従ってベネゼエラ との通行はいったん南部のネゼム(nethem)で川を渡り、ボンフィム村(bonfim)で国境を越え、 ブラジルの セント・イグナシアスに行き、そこから北上してベネゼエラに入る。 ○地勢 南部の密林地帯から大西洋沿岸の低地にかけて、無数の水路が縦横に走り、全土に天然の運河を形 づくっている。開墾地は国土のわずか0.5%、交通機関も発達していない。原始のままの大自然がふん だんに残され、前人未踏の地が多い。国の中央のKaieteur falls(滝)は、数百ある滝の中でも美し く幅120m、落差234m。飛行機でしかゆけないのが残念。 ○集団自殺 1978年、米国人の新興宗教集団「人民寺院」のメンバー913人が集団自殺。狂信的なリーダーの先導 で「民主的な多数決により」集団自殺を決行したが、反対の少数意見は「民主的な多数決により」自 殺を強いられた。民主的な多数決は、いかなる悪行も、愚行も正当化できる?! ○世界遺産は登録なし。 ○治安は一般的注意@2007.12。 ○日本大使館はなく、トリニダード・トバゴの日本大使館が兼務。 ■コロンビア。(旧スペイン植民地) ○主言語はスペイン語。 ○観光ビザ90日不要。 ○カルネ要。(実態は不要) ○首都はボゴタ。 ○通貨はペソ。 ○旅行期 年中可。 ○パンアメリカンハイウェー コロンビアとパナマ間には道路がない。従って南米から中米に行くにはコロンビアの港等からパナ マ運河のコロン港かパナマシティー港等へ車を船積みしなければならない。中米から南米への逆も同 様。パナマは運河の利用料収入に国庫のかなりを頼っているので、コロンビアとの間のダリエン・ジ ャングルに道ができると収入が激減する。このため当分、両国間に道路は引かれないだろう。 ○中米への船便 コロンビアのカリブ海側のカルタへーナ港か、太平洋側のブエナベンチュラ港からパナマ運河のカ リブ海側のコロン港か太平洋側のパナマシティー港へ船便がある。 ○予防注射 ボゴタの空港では黄熱病の予防注射が無料。 ○岩塩 首都北方のシバキラ岩塩窟は凄い。世界では海水塩より岩塩の方がより多く利用されており、ここ の埋蔵量は全人類消費量の100〜200年分以上ある。周囲が岩塩のトンネルを500m位ドライブ可能。 ○世界遺産 ・カルタヘナの港・要塞と建造物群(文化)。 ・ロス・カティオス国立公園 (自然)。 ・サンタ・クルーズ・デ・モンポスの歴史地区(文化)。 ・ティエラデントロの国立遺跡公園(文化)。 ・サン・アグスティン遺跡公園(文化)。 ・マルペロ動?物保護区(自然)。 ○治安は十分注意A2007.12。テロ、麻薬、犯罪等で南米で最も危険な国。 ○日本大使館 Embajada del Japon、Carrera 7. No. 71-21, Torre B Piso 11, Edificio Avenida Chile, Bogota, Colombia (Apartado Aereo 7407, Bogota, Colombia) 電話: (57-1) 317-5001 ■スリナム。(旧スペイン→英→オランダ植民地) ○人口約30万人のインド系34%、混血系33%、黒人系17%、インドネシア系10%、その他6%の国。 ○主言語はオランダ語、スリナム語、英語、ヒンズー語、インドネシア語、中国語。 ○ビザは90日不要。 ○カルネ要。(実態は不要) ○首都はパラマリボ。 ○通貨はスリナムギルダー、米ドル。 ○旅行期 舗装道は年中可。4〜7月、12〜1月は雨が多く、雨後の泥道は通行不可。 ○道路 ・左側通行。 ・自動車はほとんどが日本の中古車。 ・ガイアナと仏領ギアナには接続道があるが、ブラジルとはなし。 ○社会 種々の人種の混血種が仲良く居住している。 ○観光 首都のパラマリボ中心部は世界遺産に登録されているが、他に観光地はないとか。 ○世界遺産 ・中部スリナム自然保護区(自然)。 ・パラマリボ市街歴史地区(文化) 。 ○治安は一般的注意@2007.12。 ○日本大使館はなく、トリニダード・トバゴの日本大使館が兼務。