■ブラジル。(旧ポルトガル植民地) ○主言語はポルトガル語。 ○ビザ要。 ○カルネ不要。(海から入国は要) ○首都はブラジリア。 ○通貨 レアル。1988年は約1,000%、翌年は2,800%を超える空前のインフレでも国民は平気だから驚き! ○旅行期 舗装道は年中可。広い国土の雨季はバラバラで、雨後の赤土はどこも走行不可。アマゾン原野の中 心地マナウスの乾季は6〜11月、雨季は1〜5月。アマゾン河流域の熱帯雨林地帯は、8〜9月の乾季以外 の未舗装道は走行不可能。 ○ルート ・アマゾン縦断ルートは、首都ブラジリアから真西のマットグロッソ州のクイアバ、北上してロンド アニ州のポルトベーリョ、マデイラ河を船で下ってアマゾナス州のマナウス、ここから舗装道を北 上して赤道を越え、ボアビスタを経由してガイアナかベネゼエラにつながっている。 ポルトベーリョからマナウスまでは未舗装道もあるが、走行できるのは6〜11月の乾季中で、しか も雨季の雨量による悪影響がない場合のみである。 ・アマゾン横断ルート@は、アマゾン河口のベレンからアマゾン河を5泊6日の船旅でさかのぼり、 アマゾナス州のマナウス手前でマデイラ河に入り、ロンドアニ州のポルトベーリョで下船。そこか ら陸路をアクレ州のリオブランコ、一部ボリビアを経由してペルーに入り、プエルトマルドナード、 クスコ、リマへとつながっている。 ・アマゾン横断ルートAは、大西洋岸のレシフェ等からペルー東端でブラジル西端のクルゼイロ・ ド・スルへのトランス・アマゾン・ハイウエーがある。国道232号を西に進みピスコ、230号をマラ バ、ジャカレアカンガ、フマルタ、ポルトベーリョ、リオブランコ、ベンフトロ、クルゼイロ・ ド・スル、そしてペルー国内へ。全長5,419kmのほとんどは未舗装で、1〜5月の雨季は泥道にな り通行不可能。 ・南米横断ルートはいくつかあるが、1つはブラジルの大西洋岸⇔コルンバ⇔ボリビアのサンタクル ス⇔チリかペルーの太平洋岸へとつながっている。 ○ヨーロッパへのフェリー イタリアの船会社「Glimaldi of Sipping Companies」はブラジルの主要港からイタリアの主要 港へフェリーを運行している。 ○日系人 ・約140万人。サンパウロ西部ミランダポリス近郊のアリアンサにある日系人経営の弓場農場は、ユ ニークな協同家族経営主義。同農場のバレー団は各国、各地で演じている。1973年の家族員は113 名で、2006年は86人に減少。 ・中南米の日系人が多いのはブラジルに次いでペルー、アルゼンチン、メキシコ、ボリビア、パラグ アイ。 ○ガソリン サトウキビやトウモロコシ等の穀物から作ったエタノールが混入されている。高い。地方はさらに 高い。エタノールは、ガソリンのごみ除けフィルターがプラスチック製だと溶ける恐れがあるので金 属製等に換えるとよい。 ○ブッシュキャンプ アマゾンやパンタナル地方での野宿は毒蛇、クモ、蟻、にわか雨等に注意。 ○観光 ・リオのカーニバルは復活祭(イースター)から40日さかのぼった日を中心に開催され、毎年2月下 旬〜3月上旬にリオデジャネイロで4日間繰り広げられる。これを見ると人生観が変わるというほど 強烈!2007年は2月17〜20日、2008年は2月2〜5日。リオデジャネイロの丘に立つ巨大なキリスト像 は圧巻。 ・面積は23万kuで世界最大の湿原パンタナルはボリビア、パラグアイにまたがる。野鳥600種、魚 350種以上。雨季の11〜5月は水没するところが多く、乾季の6〜10月ならドライブできる地域が広 がる。周辺の町カンポ・グランジには日系人が多く、ここから観光ツアーがでている。 ・アマゾン河・ジャングルは地球最大の大密林。面積は日本の約20倍。河口の大都市ベレンの乾季は 6〜11月。 ・イグアス川にあるイグアスの滝は全部で270か所、最大落差80m、幅4km、雨期の最大流量毎秒2万 トンで、全体の規模で世界最大。 ・アマゾン河の上流のぺルーのイキトスから河口のベレンへの約5,000kmの往復船旅あり。さらに 船旅で5日間上流のペルーのプカルパからも4か月かけてイカダでベレンまで下れる。もっと上流の ペルーのマチュピチュ遺跡下のウルバンバ川からイカダで下る約6,000kmの冒険旅も可能。 ・アマゾン河の中央に位置する大都市マナウスは、大西洋の河口の大都市ベレンから3,000kmも内 陸にあるのに3,000トン級の船が往来する。船旅は5泊6日で安い。海抜は60mしかない。河幅は船 で1時間もかかるほど広く、対岸はかすんでしか見えず、南米の生活リズムと調和しているかのご とく流れはゆったりしている。ここにあるCIGS動物園は陸軍が捕獲・運営し、アマゾンに生息 するヒョウ、バク、カピバラ、オオアリクイ等、約300種類が見られる。 ・大西洋岸北部のマラニョン州の州都サン・ルイスから約260qの場所にあるレンソイス・マラニェンセ ス国立公園。155,000haの広大で「世界一広い石英の白い砂丘」が広がり、石英のきめ細やかで真っ 白な砂に覆われた砂丘とラグーン(潟湖)が季節毎に変身するのが圧巻。乾季は純白の砂丘が連な るだけだが、毎年1〜6月の雨季に降った雨が溜まり、数え切れないほどの池を創る。エメラルドグ リーン色の水の輝きと砂が幻想的に交じり合い、その光景には心を奪われる。 公園へのアクセスは砂丘に面したバレリーニャスという小さな町から車で向かうのが一般的。町か らは4WDでの砂丘ツアーや川下りツアー等が出ている。空中遊覧もOK。砂丘とラグーンが見ら れるベストシーズンは7〜9月で、幅2km深さ5mに達する池もあり、ときには小魚にも出会える。魚は 水があるときに底の砂中に卵をうみ、水が干上がると死ぬ。また雨水が溜まると卵から魚になる。 平均気温は28〜30度、水着を持参すればこの大自然のプールで水遊びができる。贅沢! ○国民食フィジョアーダ(またはフェジョン=Fejao) 黒豆(大豆の一種のカリオキンニャ)、肉、タマネギ、ニンニク等を塩味で煮込んだ料理。ご飯に かけ、マニオク芋の粉をふりかけて食べる。 ○便所 ブラジル国内ではどこでも水洗便所でトイレットペーパーを流してはいけない。紙が水に溶けない からだ。便所には小型のシャワーが備え付けられていることが多く、これを使ってお尻を洗う。紙は 横のゴミ箱に捨てるのだが、この方式の国は圧倒的に多い。ヨーロッパでも同じだが、下水管が細い ので溶けないトイレットペーパーでつまりやすい。 ○世界遺産 ・古都オウロ・プレット(文化)。 ・オリンダ歴史地区(文化)。 ・グアラニーのイエズス会伝道所群:サン・ミゲル・ダス・ミソンイス遺跡(文化)。 ・サルヴァドール・デ・バイア歴史地区(文化)。 ・ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所(文化)。 ・イグアス国立公園(自然)。 ・ブラジリア(文化)。 ・カピバラ山地国立公園(文化)。 ・サン・ルイス歴史地区(文化)。 ・ディアマンティーナ歴史地区(文化)。 ・ディスカヴァリー・コースト大西洋岸森林保護区群(自然)。 ・サウス‐イースト大西洋岸森林保護区群(自然)。 ・中央アマゾン保全地域群(自然)。 ・パンタナル自然保全地域(自然)。 ・セラード保護地域:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園(自然)。 ・ブラジルの大西洋諸島:フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁保護区群(自然)。 ・ゴイアス歴史地区(文化)。 ○治安は十分注意A2007.12。犯罪多く要注意。 ○日本大使館・総領事館・出張駐在官事務所 ・Embaixada do Japao、SES Avenida das Nacoes, Quadra 811, Lote 39, 70425-900, Brasilia, D.Federal, Brasil(Caixa Postal 07-391) 電話: (55-61) 3442-4200 ・Consulado Geral do Japao、Rua Marechal Deodoro, 630-18andar, 80010-912 Curitiba Parana,Brasil(Caixa Postal 2028) 電話: (55-41) 3322-4919 ・Escritorio Consular do Japao、Av. Joao Obino, 467 Petropolis, 90470-150, Porto Alegre, Rio Grande do Sul, Brasil 電話: (55-51) 3334-1299, 3334-1135 ・Consulado Geral do Japao、Avenida Paulista 854, 3-andar, CEP 01310-913, Sao Paulo, Brasil 電話: (55-11) 3254-0100 ・Consulado Geral do Japao、Avenida Magalhaes Barata, 651, Edificio Belem Office Center, 7 andar 66063-240, Belem, Para, Brasil(Caixa Postal 912) 電話: (55-91) 3249-3344 ・Consulado Geral do Japao、Rua Fortaleza, 416-Bairro Adrianopolis, CEP:69057-080, Manaus, Amazonas, Brasil(Caixa Postal 4188) 電話: (55-92) 3232-2000 ・Consulado Geral do Japao、Praia do Flamengo, 200-10 andar, 22210-901, Rio de Janeiro, RJ, Brasil 電話: (55-21) 3461-9595 ・Consulado Geral do Japao、Rua Padre Carapuceiro, 733, 14o andar, Edf., Empresarial Center I, Boa Viagem, 51020-280, Recife Pernambuco, Brasil(Caixa Postal 502) 電話: (55-81) 3465-9115 ■ベネズエラ。(旧スペイン植民地) ○主言語はスペイン語。 ○観光ビザ90日不要。 ○カルネ不要。 ○首都はカラカス。 ○通貨はボリバル・フエルテ。 ○旅行期 年中可。 ○ガソリン リッター約5円。ブラジルの10分の1位。近隣国にゆくときは予備タンクを購入して満タンがお徳。 ○観光 ・カナイマ国立公園のテーブルマウンテンは圧巻。海底から隆起した大地は、米国のグランドキャニ オンのように河川水が大地を削り、テーブルマウンテンをたくさん残した。ここでしか見られない 太古の動植物も凄い。上空にはいつも雨雲がかかり、雨が多く、このため人工衛星や飛行機でも山 岳地帯を把握できず、近年になってやっと発見された。 ・世界一落差(979m)があるサルト・デル・アンヘル(天使の滝)へは、首都かシウダボリバル (50〜100ドル)から飛行機でカナイマへ。ここで空から見るならさらに飛行機で、滝壷から見上 げるなら1泊2日300ドルのボートツアーになる。ただし、4〜10月の雨季はアウヤンテプイ・テーブ ルマウンテン(海抜2,000m)の頂上の断崖に向かって右側に別の滝もできて2本になる。11〜3月 の乾季は水量が細って滝は1本になり、落水はすべて滝壺に落下する前に霧散してしまう。ただし、 雨季でも雨雲に覆われると見えない。天使は、簡単には姿を現さないのか?! ○独裁 2008年、チャベス大統領は国民投票で永久大統領をまざしたが僅差で否決。しかし、---!? ○世界遺産 ・コロとその港(文化)。 ・カナイマ国立公園「テーブルマウンテンと天使の滝等」(自然)。 ・カラカスの大学都市(文化)。 ○治安 渡航是非検討B〜十分注意A2007.12。犯罪多く要注意。東京に比較するとカラカスの殺人発生率 は88倍!全国統計では33倍の高率。 ○日本大使館 Embajada del Japon、Edificio Bancaracas Piso 11, Av.San Felipe Con 2a Transversal, La Castellana, Municipio Chacao, Estado Miranda, Venezuela.(Apartado No.68790, Altamira,Caracas 1062-A Venezuela) 電話: (58-212) 261-8333 ■ぺルー。(旧スペイン植民地) ○主言語はスペイン語。 ○観光ビザ90日不要。 ○カルネ不要。 ○首都はリマ。 ○通貨はヌエボ・ソル。 ○旅行期 年中可。 ○右ハンドル 国内では左ハンドルのみで、右ハンドルは例外的に観光客の車のみ許可されている。 ○アマゾン河の船旅 イキトスから河口のベレンへの約5,000kmの往復船旅あり。さらに船旅で5日間上流のプカルパか らもイカダで4か月かけてベレンへ下れる。さらに約500km上流のマチュピチュ遺跡下のウルバンバ 川からイカダで下る約6,000kmの冒険旅も可能。 ○イカサマ商売 エクアドルから太平洋岸の国境を越えてペルーのトゥンベスに入国すると、噴霧器を持ったニセの 消毒屋が「10ドルでいい」と寄ってくるが、単なるインチキ商売屋。インチキ電卓器でごまかす両替 屋もいる。 ○観光 ・太平洋岸の都市チクラヨとトルヒーヨの中間からアンデス山脈に百数十キロ入った所の町:カハマ ルカ。わずか168人のスペイン人侵略者は、インカ帝国にはなかった鉄砲と馬で3万人(8万人説も) のインカ兵を撃破。総督フランシスコ・ピサロはインカ帝国第13代皇帝アタワルパを捕え「この部 屋を黄金で満たしたら(金器を1杯、銀器を2杯の説も)釈放する」と宣言した。インカ族はやがて その部屋を金銀60トンで埋めたが、ピサロはインカ族の反乱を恐れてアタワルパを処刑した。そ の部屋がいまでも見られる。 ピサロも、後に仲間の権力闘争で暗殺された。 ・リマのプレインカ、インカ文明の発掘品を収集したアマノ(日系人)博物館では、遺跡や文化文明 の歴史がわかる。インカ時代には文字や貨幣はなく、代わりにキープという縄で編んだ情報伝達法 があった。これを持ったチャスキという飛脚は、コロンビアからチリやアルゼンチンあたりのアン デス山脈界隈の急峻なインカ道(延べ40,000km=地球一周分)を短期間で走り、約80部族を統括 した。インカ族が短期間で広大な帝国をつくった秘訣は多々あるが、コルカという食糧備蓄倉庫を 各所につくって各部族の労働提供に供したり飢餓を救った。ただ、これがピサロの侵略時の食料補 給を容易にし、インカ帝国滅亡に一役買ってしまったのは皮肉な結末である。 ・お土産屋のすべてが魅力的なインカ帝国時代の首都クスコ。 ・謎が多いマチュピチュの遺跡は、9代皇帝パチャクチが造成し、日本人が好む世界遺産登録1の 人気。クスコとの間にあるマラス村には真っ白な”棚田の塩田”がある。 ・チチカカ湖に「湖上のアシの葉の上に住む人」あり。 ・ナスカの地上絵は700以上で、存在理由は謎で、「地下水がくる方向を示している」という説あり。 ・アンデス山脈やその界隈原産の作物はインカの人々の改良工夫が実り、世界の人の食料事情を劇的 に改善させた。4,000種以上あるジャガイモ、3,000種以上ある唐辛子、トウモロコシ、トマト、煙 草、サツマイモ、キューリ、カボチャ、アボガド、パイナップル、パパイヤ、落花生、ヒマワリ、 パプリカ、マンジョーカ(キャッサバ)、イチゴ等。 ○日系人 約8万人で、親切な沖縄出身者多し。フジモリ元大統領は、難題の日本大使館占拠事件を解決。 ○チャク(ビクーニャの体毛刈り) ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンの海抜3,700〜5,000mの高山に棲むビクーニャの体毛は、 動物界では最も細くて太さは100分の1ミリ。そのため温かく、高価。原毛1kgは5万円で、ショール になると50万円、コートは数百万円。そのためインカ帝国時代から2年に一度野生のビクーニャをネッ トに追い込んで捕え、体毛を刈ってはまた野生に放していた。これをチャクという。1頭で約500gし か刈れないので、捕獲禁止期間の2年間に生息数や生活域を調査して、当日は村人全員でネットに追い 込む。その成果は村人で分配する。 ○世界遺産 ・クスコ市街(文化)。 ・マチュ・ピチュの歴史保護区(複合)。 ・チャビンの考古遺跡(文化)。 ・ワスカラン国立公園(自然)。世界最高地にある国立公園でアルパカの野生種がいる。 ・チャン・チャン遺跡地帯(文化)。 ・マヌー国立公園(自然)。 ・リマ歴史地区(文化)。 ・リオ・アビセオ国立公園(複合)。 ・ナスカとフマナ平原の地上絵(文化)。 ・アレキパ市の歴史地区(文化)。 ○治安 渡航延期勧めC〜一般的注意@2007.12。テロや犯罪多し。リマは治安が悪く就寝地はガードマンが いる高級住宅地のミラフローレスが比較的安全。 ○日本大使館 Embajada del Japon、 Avenida San Felipe 356, Jesus Maria, Lima, Peru (Apartado No. 3708) 電話: (51-1) 218-1130 ■ボリビア。(旧スペイン植民地) ○主言語はスペイン語。 ○観光ビザ30日不要。黄熱病のイエローカードは必要。 ○カルネ不要。 ○首都はラパス(海抜3,577mで首都では世界最高海抜。法的首都はスクレ)。 ○通貨はボリビアーノ。1985年のインフレ率は8,000%!2005年は4.6% ○旅行期 年中可。南部高原地帯の6〜10月の乾期は夜間マイナス25度位まで下がる。海抜が低い東部の雨季 は12〜3月で、第二の都市サンタクルス(海抜437m)方面も泥道はドライブ不可能になる。 ○ウユニ塩湖 アンデス山中の盆地に周辺の山脈から溶けた塩水が流れ込み塩湖になった。やがて干上がった純白 の固い湖底は深さが平均200mで別世界。「ルタ・デ・ラス・ホヤス(宝石の道)」は4〜10月が乾季 だが、6〜8月がベスト・ドライブ・シーズン。日中は暑く夜は寒い。12〜3月頃は雨季で走行は可能 というがその年の雨量次第。海抜3,700m、面積120km×100km、四国の半分=東京湾の約13倍で 世界最大の塩湖は世界一平坦な台地で120km離れた両岸の高低差は50cm。20億トンの塩。ウユニ町 から数泊のツアーがでており、20〜80米ドル。 ○ウユニ塩湖のリチウム 電気自動車、携帯電話、パソコン等に不可欠な希少金属炭酸リチウム。海水中(2300億トン)のを 除けば、世界の埋蔵量の半分がここの塩中に含まれている。ボリビア政府の指導者は過去に外国資源 開発資本家に痛い目に遭わされたので、外国人による開発には警戒して開発話にはのらないという。 ビジネスマンにはよだれが出そうな資源である。2011年、韓国は国を挙げて好条件で開発権を受注し たが・・・。 ○ブッシュキャンプ ブラジル国境近くのブッシュキャンプは強盗の危険あり。 ○酸欠 海抜3,577mの世界一高所の首都ラパスの酸素濃度は平地の約65%(空気中の酸素濃度約21→13%) だから息苦しいので要注意。 ○コカの葉 ・空腹や眠気防止に効く。乾燥したものが1kg約500円。1回に1葉を噛めばよい。麻薬「コカイン」 の原料にもなるので国際的には流通を禁止されているが、ペルー等とともに広く販売・消費されて いる。 ・2007年に原住民としては初の大統領になったモラレス氏もコカ栽培農夫だった。 ○ポトシ市のセロ・リコ銀鉱山 海抜が4,000mで、人が住む最高地の旧銀鉱山は当時45,000トンと世界一の産出だった。だが、一方 でインディオや黒人奴隷約800万人の犠牲があったという。銀は枯渇したが、今は個人が手堀で錫を採 掘中だが、昔同様、空腹や疲れを癒すためにコカの葉を噛みながら、危険な洞穴で酸欠と格闘中。 ○世界遺産 ・ポトシ市街(文化)。 ・チキトスのイエズス会伝道所群(文化)。 ・古都スクレ(文化)。 ・サマイパタの砦(文化)。 ・ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地(文化)。 ・ノエル・ケンプ・メルカード国立公園(自然)。 ○治安は十分注意A2007.12。テロや犯罪が多く要注意。 ○日本大使館、日本出張駐在官事務所 ・Embajada del Japon、Calle Rosendo Gutierrez No. 497, esq. Sanchez Lima, La Paz, Bolivia (P.O. Box 2725) 電話: (591-2) 241-9110〜3 ・La Oficina del Consul del Japon、Calle Saavedra No. 314, Esquina Cochabamba, Santa-Cruz,Bolivia(Casilla No. 543) 電話: (591-3) 333-1329, 335-1268