地球ドライブのノウハウ(48)国別情報:アジア(イ〜ス)


◎旅行期

  各国の酷暑期、厳寒期、雨季の泥道は厳しい!

◎カルネ

  インドシナ半島諸国はカルネ条約未加入でカルネは不要だが、車の持ちこみは困難。

◎イスラム教

  教徒等はアルコールや豚肉を摂らない人が多い。不浄の手とされている左手で食べ物を持ったり、握
 手を求めないこと。

◎マナー

  寺院参拝等は短パンやミニスカートを避け、堂に上がるときは履物を脱ぐこと。僧侶に対しては常に
 敬意を払うこと。東南アジアでは、頭は精霊が宿る神聖な場所なので、相手が子供でも頭をなでてはい
 けない。

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■インド。(旧英植民地)

  北インド------カシミール

        アッサム

        シッキム

  北インド洋----ラッカディブ諸島

  東北インド洋--アンダマン諸島

         ニコバール諸島

 ○主言語はヒンズー語、英語、17州の独自の言語。

 ○ビザ要。

 ○カルネ要。

 ○首都はニューデリ。

 ○旅行期

   乾季の11〜3月がベスト。4〜5月は酷暑で、涼しい高地以外は地獄行脚となる。ヒマラヤ地方は雨
  季の6月〜10月がベストだが、11〜5月は寒過ぎて不可。

 ○接続ルート

  oミャンマー、中国以外はすべてOK。ただ、近年はミャンマーがバングラデッシュから車の入国を
   受け入れた例もある。

  o東南アジアやオーストラリア等への船便は「The Sipping Corporation of India」が大手船会社。
   ムンバイからタイのバンコックへ、トヨタのハイエースクラスで20フィート海上コンテナで約800
   米ドル。タイでの受取代は約300米ドル。タイとマレーシアはカルネのみ必要。

  oスリランカが内戦中なので、インド⇔スリランカの船便は当分なさそう。  
  
 ○国内入域許可

  oミャンマーとの隣接州(マニプール、ナガランド、ミゾラム)は個人では行けず、4人以上でゆく許
   可は主要都市の外人登録所で取れる。

  oシッキムは主要都市の外人登録所で取れる。

  o中国とパキスタンに隣接したジャム・カシミール州、ネパールと隣接した地域は許可が必要。

 ○通貨はルピー。

 ○ガソリン

   リッター100円位。

 ○世情

   聖と俗が入り混じった混沌と喧騒の魅力ある社会。識字率 64.8%。国民一人当りのGDPは日本の50
  分の1。道をたずねると、知らなくても「あっち」「こっち」と教えてくれるので、鵜呑みにはでき
  ない。

 ○不浄の手

   イスラム教徒やヒンズー教徒は左手。

 ○運転

   インドの運転は荒っぽいので要注意。

 ○水

   危険が一杯。水道水は信用できない。氷も、この水で洗った皿やサラダも危険。ホテルやレストラ
  ンで「Boild Water」と表示された水差しがあるが、沸騰しないでだすことが多いので危険。ミネラル
  ウォーターはどこでも購入可能(15ルピー位)だが、開栓済で単に詰め替えてあるだけのは危険。

 ○紛争地域

   ヒンズー教とイスラム教のテロ応酬に注意。カシミール地方はパキスタンと紛争中。

 ○疫病

   雨季が明ける9〜10月頃から蚊に刺されてデング熱にかかる人多し。

 ○物価

   世界一安く、質素な生活なら年10万円ですごせる。

 ○人口

   2006年の推計は人口11.33億人。人口増加率1.95%(日本は1.26%)。非識字率35%。人口の半分
  以下は25歳以下。1日1米ドル以下での生活者3億人。中国の漢民族に対する一人っ子政策のような規
  制がなく、今後は人口が世界一になり、貧しさがさらに増すか?「貧困は最大の暴力なり」といった
  ガンジーは、どのような思いで将来を見据えていたのだろうか。

 ○バラナシ(旧ベナレス)

   ヒンズー教徒の聖地の一つ。沐浴地や火葬場の近くのクミコハウス(日本人の久美子氏経営)は日
  本人バックパッカーが多いので情報交換によい。「ガンガー川(ガンジス川)の東岸で死んだ人はロ
  バに生まれ変わる」というので、人は住んでいないというが。

 ○世界最大級の赤線地帯

   ムンバイ。

 ○世界遺産

  oアジャンター石窟群(文化)。 
  oエローラ石窟群(文化)。 
  oアーグラ城塞(文化)。 
  oタージ・マハル(文化)。 
  oコナーラクの太陽神寺院(文化)。 
  oマハーバリプラムの建造物群(文化)。 
  oカジランガ国立公園(自然)。 
  oマナス野生生物保護区(自然)。 
  oケオラデオ国立公園(自然)。 
  oゴアの教会群と修道院群(文化)。 
  oカジュラーホの建造物群(文化)。 
  oハンピの建造物群(文化) 。
  oファテープル・シークリー(文化)。 
  oパッタダカルの建造物群(文化)。 
  oエレファンタ石窟群(文化)。  
  o大チョーラ朝寺院群(文化)。 
  oスンダルバンス国立公園(自然)。 
  oナンダ・デヴィ国立公園及び花の谷国立公園(自然)。 
  oサーンチーの仏教建造物群(文化)。 
  oデリーのフマユーン廟(文化)。 
  oデリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群(文化)。 
  oインドの山岳鉄道群(文化)。 
  oブッダガヤの大菩提寺(文化)。 
  oビンベットカのロック・シェルター群(文化)。 
  oチャンパネール=パーヴァガドゥ遺跡公園(文化)。 
  oチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧ヴィクトリア・ターミナス駅)(文化)。 
  o赤い城の建造物群(文化)。 

 ○治安

   退避勧告D〜十分注意A2007.12。カシミール地方の退避から各地の状況により種々の注意がでてい
  るので、事前に外務省のホームページを確認すること。

 ○日本大使・総領事館

  oEmbassy、50-G, Chanakyapuri, New Delhi 110021, India 電話: (91-11)2687-6564、2687-6581〜3
  oConsulate、55, M.N. Sen Lane, Tollygunge, Kolkata 700 040, India 電話: (91-33) 2421-1970
  oConsulate、No.12/1, Cenetoph Road Ist Street,Teynampet, Chennai 600 018,India 
   電話: (91-44) 2432-3860〜3
  oConsulate、No.1, M.L. Dahanukar Marg, Cumballa Hill, Mumbai-400 026, India
   電話: (91-22) 2351-7101
  
■インドネシア。(旧オランダや日本の植民地)

  ジャワ海----スマトラ島

        ジャワ島

        セレベス島

        ボルネオ島

  アラフラ海--イリアンバラット(西イリアン。島の東はパプアニューギニア国)

 ○主言語はインドネシア語、英語。

 ○ビザ要。

   ただし、指定空港・港で到着時に取得可(デンパサール、ジャカルタ、ジョグジャカルタ、ソロ、
  スラバヤ、マナド、メダン等)。指定の空港・港以外から入国するときは、事前にインドネシア大使
  館等で取得が必要。

 ○カルネ要。

 ○首都はジャカルタ。

 ○通貨はルピア。

 ○旅行期

   乾季の5〜10月。11〜4月は雨季で午後はスコールが降り、湿度が急上昇して不愉快。生水は危険。

 ○接続ルート

  o東南アジア各港間と船便はあるが、車の持ち込みは困難そう。

  o国内の島々へは国営の船会社ペルニの便が発達しており、どこへも簡単にゆける。

 ○島数世界一?

   人工衛星から数えると18,110。政府も把握していないが実際はもっと多く世界一かもしれない。ち
  なみに日本は6,852、フィリピンは7,109. 

 ○シーラカンス

   2006年6月、水深170mの海底で「生きている化石」といわれているシーラカンスの生息を確認。

 ○テロ

   多数の観光客が集まるスポットは要注意。

 ○世界遺産

  oボロブドゥル寺院遺跡群(文化)。 
  oウジュン・クロン国立公園(自然)。 
  oコモド国立公園(自然)。
  oプランバナン寺院群(文化)。 
  oサンギラン初期人類遺跡(文化)。 
  oロレンツ国立公園(自然)。 
  oスマトラの熱帯雨林遺産(自然)。 

 ○治安は、地方により渡航延期勧めC〜十分注意A2007.12。

 ○日本大使・総領事館

  oEmbassy of Japan、Jl. M.H. Thamrin No.24, Jakarta 10350, Indonesia
   電話: (62−21) 3192−4308
  oConsulate-General of Japan、Jl. Sumatera 93, Surabaya, Indonesia
   電話: (62−31) 5030008
  oConsulate-General of Japan、Jalan Raya Puputan, No. 170, Renon, Denpasar, Bali, Indonesia
   (P.O. Box No. 3432) 電話: (62-361) 227628
  oConsulate-General of Japan、Jalan Jenderal Sudirman No.31, Makassar, Indonesia
   (P.O. Box 222) 電話: (62-411) 871030, 872323
  oConsulate-General of Japan、Wisma BII 5th Floor, Jl.P.Diponegoro No.18, Medan, North
   Sumatra, Indonesia 電話: (62-61) 457-5193

■韓国。(旧日本植民地)

 ○主言語は韓国語=ハングル語、英語、日本語。

 ○観光ビザは90日不要。

 ○カルネ不要。

 ○首都はソウル。

 ○通貨はウォン。

 ○旅行期は5〜10月がベスト。その他の月は寒すぎる。

 ○接続ルート

  o北朝鮮と接続ルートはあるが、政治的に閉鎖中。

  o中国の各港に船便あり。

  oロシアへは東岸の束草(ソクチョ)港⇔ロシアのザルビノ港に東春航運梶i電話033-638-2100)の
   フェリーが年間を通して月2〜3便あり、カルネがあれば出入手続の一切をやってくれる。人は250
   ドル位、車は450ドル位。束草港とザルビノ港の往復予約をすれば通関等の手続きは簡単になる。将
   来はプサン港⇔ザルビノ港も連絡船でつながる予定。(2007.9)
   
 ○自動車、二輪車

   持込可、関釜フェリー0832-24-3000で確認可。下関⇔プサン、毎日1便、人車往復約8万円、カル
  ネ不要、入国時強制交通保険は対人無制限保障、国際自動車運転免許証、日本の車検証、登録証書、
  旅券、フェリー積載時燃料抜き・消毒不要、電話予約はダメでJTB等で予約、通関手数料6,000円、
  下関出19:00でプサン着8:30、二輪車も同様の値段、二輪車で高速道路走行不可。運転は荒く交通
  事故発生率は日本の2倍。野宿自由、キャンピング場と道の駅は少ないが安宿あり。右側通行。フェ
  リーは釜山〜下関・福岡・大阪、ジェットフォイールは釜山〜対馬〜福岡に就航。

 ○ガソリン

   220〜230円位!(2007.12)

 ○生水

   危険。魚介類は過熱し、刺身やフグ料理は高級店が安心。屋台や大衆食堂では火を通したものが安
  全。夏場は食中毒が発生している。

 ○情報入手

   東京や大阪の韓国観光公社は、非常に役立つ無料の観光パンフレットや地図を大量に発行している
  ので、事前に目を通すとよい。韓国人は親切な人多し。

 ○航空券

   韓国で買う航空・船便賃は日本で買うより約60%で安い。

 ○貨物取扱量

   空港は仁川空港が香港に次いで世界2位、港は釜山で世界5位。どちらも24時間稼働。貨物取扱のハブ
  拠点として日本を圧倒している。

 ○外交締結国数

   188か国(北朝鮮は162)。北朝鮮、シリア、キューバ、マケドニアとは国交なし。

 ○世界遺産

  o石窟庵と仏国寺(文化)。 
  o海印寺大蔵経板殿(文化)。 
  o宗廟(文化)。 
  o昌徳宮(文化)。 
  o華城(文化)。 
  o慶州歴史地域(文化)。 
  o高敞、和順、江華の支石墓群(文化)。 
  o済州の火山島と溶岩洞窟(自然)。 

 ○治安は一般的注意@2007.12。

 ○日本大使館

  oEmbassy of Japan、18-11, Junghak-dong Jongro-gu, Seoul,Republic of Korea.
   (ソウル特別市鍾路区中学洞18-11) 電話: (82-2) 2170-5200, 739-7400(領事部)
  oConsulate-General of Japan、977-1 Nohyong dong, Jeju-shi, Jeju-do, Republic of Korea
   (済州特別自治道済州市老衡洞977-1) 電話: (82-64) 710-9500
  oConsulate-General of Japan、1147-11 Choryang-3 dong, Dong-gu, Busan, Republic of Korea
   (釜山広域市東区草梁3洞1147-11) 電話: (82-51) 465-5101〜6

■カンボジア。(旧仏植民地)

 ○主言語はカンボジア語、英語、フランス語。

 ○ビザ要。

   30日なら陸路、空港、港で入国時に取得可。それ以外は事前にWEBで取得すること。

 ○カルネ

   ジュネーブ条約未加盟国。カルネの有無にかかわらず持込困難。右ハンドルは禁止。左ハンドルで
  も税金がかかる。

 ○首都はプノンペン。

 ○通貨はリエル、米ドル。

 ○旅行期

   乾季の11〜5月の内でも11〜2月が比較的涼しくてベスト。4/13〜15頃の仏歴の正月には水かけ祭が
  ある。4〜9月は真夏の雨季で、高温多湿で観光には不向き。   

 ○接続ルート

   近隣国との自家用車での入出国は困難。

 ○ドライブ状況

   道悪し。検問多し。道路標識なし。銃所持者多し。強盗多。レンタルバイク多数あり、100cc未満の
  二輪車の運転に免許証は不要。

 ○大虐殺

   ポルポト政権時代に150万人(50〜330万人の諸説あり)の大虐殺があり、裁判が開始された。

 ○飲料水

   水道水でも危険で、ミネラル水が不可欠。

 ○犯罪

   日本人旅行者を狙った盗難、強盗、強姦事件等が頻発している。多くの現地人が間違った日本人像
  を信じ込んでおり、曖昧な態度は誤解を生じさせやすく、日本人はあらゆる意味で軽く見られている。

 ○世界遺産

  oアンコール遺跡(文化)。
  oプレア・ヴィヘア寺院(文化)。

 ○治安は十分注意A2007.12。内戦の後遺症あり。

 ○日本大使館

   Ambassade du Japon、No.194, Moha Vithei Preah Norodom, Sangkat Tonle Bassac,
   Khan Chamkar Mon, Phnom Penh, Cambodia.(P.O.Box No.21 Phnom Penh, Cambodia)
   電話: (855-23) 217161〜4

■北朝鮮。(旧日本植民地)

 ○主言語は朝鮮語。

 ○ビザは国交がなく取得不可能。ただし、北朝鮮公認パック観光時は入国可能。

 ○カルネ不要。ただし、持込み困難。

 ○首都はピョンヤン。

 ○通貨はウォン。

 ○旅行期は4〜10月。他の月は寒すぎる。

 ○接続ルート

   韓国、ロシア、中国とも接続ルートはあるが、日本の自家用車は閉鎖中。

 ○数値等

  ・外交締結国162か国(2009.9)。

  ・金日成の銅像は高さ23mで世界最高とか。(牛久大仏は120mでギネス本に1993年に登録された)

   ・金正日主席の「世界から贈られたという称号」は1,200以上という。(2009.11現在、創価学会の池
   田大作名誉会長は223)

  ・2006年、金正日主席がゴルフで1ラウンド中に11回のホールインワンを達成し38アンダーで世界新
   記録を樹立したという。

  ・国家予算は約3,375億円で国民一人当りの比率は日本の148分の1。 

  ・GDPは約1兆7,850億円で国民一人当りの比率は日本の47分の1。

  ・市民の平均月収は月100〜10,000円。2009.11の平均月収ではトウモロコシ2kgしか買えないという。

  ・拉致された人で、拉致された母国政府・NGO・脱北者・テロ犯・その他が認定した数。

    韓国人----------485(政府認定)

    日本人---------- 17(政府認定、準認定30)、NGO認定100〜460

    レバノン人------ 4

    マレーシア人---- 4

    イタリア人------ 3

    マカオの中国人-- 2

    オランダ人------ 2

    タイ人------------1

    ルーマニア人------1

    シンガポール人----1

    ヨルダン人--------1

  *2011.5.12、米国のNGO北朝鮮人権委員会(HRNK)は12か国・地域から18万人拉致と認定。

  ・米国が偽米ドル発行に怒りマカオの「バンコ・デルタ・アジア」で凍結した預金約24億円。

   ・日本とオーストラリア(15団体、1個人)、中国が金融制裁発動。

  ・第2次世界大戦で日本が徴用した朝鮮人は約24万人。北朝鮮は「強制連行840万人、虐殺100万人、
   慰安婦化20万人」と主張。

  ・朝鮮戦争時の死傷者(万人)は北朝鮮約52、中国約90。毛沢東の息子2人も戦死。

  ・     〃        韓国約20、米軍約14、他の国連軍約2。

  ・     〃        一般人も含めた犠牲者約400。

  ・1953年の朝鮮戦争停戦が、現在も継続中。

  ・北から38度線を超えて南へトンネルが十数本掘られており、韓国は5本を発見済。

  ・正規軍約120万人、予備軍約500万人の規模は世界第4位。17歳からの兵役義務は13年。

  ・国家予算に占める軍事予算は約30%で、約8%の日本と比べると3.8倍。

  ・毒ガス製造約4,500トン/年。

  ・麻薬・覚醒剤製造200kg/年(韓国推定。日本、米国、オーストラリアで数百kgを押収・投棄。
    アヘンは羅南製薬工場、威興製薬工場等で製造)

  ・偽煙草製造約200億本100億円/年。(日本製マイルドセブン、米国製マールボロー等。米国で1回
    の押収量9,500万本約50億円。マールボロー社は既に2,000億円の損害と米政府に取締りを請願済。
    ギリシャは2006.10に北朝鮮船から50万箱を押収)

  ・偽米ドル札を米国で押収60億円、市中で流通は27億円。中国元と日本円札も製造。

  ・偽薬「バイアグラ」「アスピリン」も製造販売中。

  ・北朝鮮が日本海へ7発のミサイル発射(2006.7)。日本は貨客船「万景峰号」の入港禁止。

  ・北朝鮮が地下核実験実施と発表(2006.10)。日本は北朝鮮人入国禁止、全船舶入港禁止、輸入の全
     面禁止。(2005年の入国数114人、入港船舶数769、輸入高145億円)オーストラリアも日本と同措
    置発動。国連の安保理は北朝鮮に経済制裁を全員一致で可決。

  ・米国は2002年原油輸出停止。北朝鮮は中国から2006.1〜8月に原油37万トンを輸入。(日本の約500
   分の1)9月は0。漁船の99%はエンジンがなく、手こぎく船で漁をする。年間輸入量約150万トン
   (米国エネルギー省推測)

  ・核弾頭配備数8。(朝雲新聞社刊「国際軍事データ2006〜2007」による)

  ・韓国国防省は「北朝鮮は核兵器1発開発に220〜580億円かかる」と発表。北朝鮮の2006年度予算は
    4,200億北朝鮮ウォン=30億米ドル=実勢レートでは3億米ドル=360億円で、これでは核開発は無
    理と推測。(1円=11.7北朝鮮ウォン相当)

  ・米の市中価格は1kg1,100(94円)北朝鮮ウォンで、2007年には2,200(188円)になるとか。この
    計算では来年の全国家予算でも買える米は190,000,000kg。人口約28,000,000人では国民1人1
    食6gしか買えず、外国の支援がなければどこかに無理が生じる。

  ・ケソン(開城)工業団地の労働者1人あたりに対する賃金は、韓国から月60.375米ドル(保険料等
   込みで約7,245円)北朝鮮政府に支払(2007年8月現在)。当事者である労働者にはいくら支払って
   いるか?平均月収は100円で平均年収は1,200円というが。

  ・2006年、韓国の北朝鮮支援額は約350億円。

  ・山の樹木は耕作と燃料確保で刈り取られ禿山になり、植樹もせず、洪水でも流木は散見できない。

  ・ラジオは国内放送の限定された周波数しか受信できない。

 ○北朝鮮からの輸入食品(2005年)。順位は輸入量の多い国からの順。店頭表示はゼロに近いが?

  ・まつたけ--------3位、 783トン、 2000円/kg

  ・ぜんまい(乾燥)3 、   0.5 、  824

  ・毛がに----------2  、 289    、 1024

  ・はまぐり--------2  、 309    、  361

  ・しじみ----------1  、3125    、  120

  ・あさり----------3  、4894    、 142

 ○世界遺産

   o高句麗古墳群(文化遺産)。

 ○治安以前の問題として渡航自粛勧告。

   @国交なし A拉致問題未解決 B輸出入完全禁止 C2007.10.9核実験 B長距離ミサイル輸出等。

 ○日本大使館はなし。

■シンガポール。(旧英植民地)

 ○主言語はマレー語、英語、中国語、タミール語。

 ○観光ビザは14日不要。

 ○カルネ要。

   セダン型の乗用車はよいが、バンやキャンピングカーは不可という。

 ○首都はシンガポール。

 ○通貨はシンガポール・ドル。

 ○旅行期は年中可。

 ○接続ルート

   マレーシアからの入出国は自由だが、マレーシアでの対人交通保険がないと入国できない。

 ○食堂

   政府の衛生管理が行き届いた軽食堂や屋台がたくさん集まった”食の殿堂”的なホーカーズは、安
  くておいしい。

 ○水

   飲料・工業用水の半分はマレーシアから輸入。

 ○死刑

   2001年は人口400万人で70人が処刑され、国民一人当たりの死刑率は世界一。麻薬は少量所持でも、
   それが外国人でも死刑。日本は人口12,700万人で年間処刑数が5人位だからシンガポールは444倍!

 ○罰金王国

   罰金の種類は世界一多い。チューインガムの製造、販売、持込みも禁止である。

 ○外貨保有高

   国民一人あたりの外貨保有高は世界一。外貨保有高はGDPを上回る。(日本は20%にすぎない)

 ○港

   24時間365日稼働でコンテナ取扱量は世界一。日本は昼のみ稼働、土日休みで取扱量は韓国の釜山に
  も抜かれ仕事が激減。

 ○医療ビジネス

   世界からくる高度な治療患者で病院は潤い、この種の国家戦略が見事。研究所等に膨大な投資をし
  て国家戦略の要の一つと位置づけている。

 ○世界遺産は登録なし。

 ○治安は一般的注意@2007.12。

 ○日本大使館

   16 Nassim Road, Singapore, 258390, Republic of Singapore. 電話: (65) 62358855

■スリランカ。(旧ポルトガル→オランダ→英植民地)

 ○主言語はシンハラ語、タミール語、英語。

 ○観光ビザは30日不要。

 ○カルネ要。

 ○首都はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ。

 ○通貨はルピー。

 ○旅行期は年中可。5〜9月は 雨季、10〜4月は乾季。

 ○接続ルート

   インド⇔スリランカの船便はスリランカが内戦中なので、当分なさそう。  

 ○休日

   毎月の満月日は国民休日になり、飲酒は禁止。仏教以外のイスラム・ヒンズー・キリスト教徒のた
  めの国民休日もあり、年間祝休日は25日間になる。(日本は15日)

 ○釈迦の足跡

   聖山スリーパーダ(サマナラカンダともいう2,200mの山)山頂には釈迦の足跡があり、これは他
  の宗教の人からも認定されているという。ふもとから山頂まで7,300の階段がある。

 ○世界遺産

  o聖地アヌラーダプラ(文化)。 
  o古代都市ポロンナルワ(文化)。 
  o古代都市シギリヤ(文化)。 
  oシンハラジャ森林保護区(自然)。 
  o聖地キャンディ(文化)。
  oゴール旧市街とその要塞群(文化)。 
  oダンブッラの黄金寺院(文化)。 
 
 ○治安は地域により渡航延期勧めC〜十分注意A2007.12。

 ○日本大使館

   No. 20, Gregory's Road, Colombo 7, Democratic Socialist Republic of Sri Lanka 
   (P.O. Box 822 Colombo) 電話: (94-11)2693831〜3

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