■ベトナム。(旧中国→仏植民地) ○主言語はベトナム語、フランス語、英語。 ○ビザは15日不要。 ○カルネ。 ・ジュネーブ条約未加盟国。車の持込・運転は同国の自動車運転免許証、高い関税、左ハンドル限定 等から困難。2006.5年から中古車の輸入開始だが、まだまだ無理だろう。 ・2009.10.9のニュースによれば、以下の条件なら30日間可能という。(筒井博さんの情報) @トラック以外の車 A外国の個人・組織の所有物 B外国のナンバープレート C車検証 D運転者が左側通行の国の出身者で運転免許証所持 E交通運輸省の認可書類を所持 だが、東京のベトナム大使館に確認すると「何の情報もきていないので本国に問い合わせてほしい」 という。カルネは不要かもしれないが入国時の積立保証金や交通保険等が不明。 ○首都はハノイ。 ○通貨はドン。 ○旅行期は年中高温多湿だが、年中可。首都の雨季は5〜10月。 ○接続ルート すべての近隣国にルートはあるが、自家用車では入出国困難。 ○バイクツーリング 50cc未満は運転免許証不要。外人も走行可。購入・借用(1日500円位)・ツーリング可。 ○南北国土縦断 3週間で可。道路良し、交通標識あり、治安はまあまあ。街中は二輪車の海で交通事故に注意。 ○世界遺産 oフエの建造物群(文化)。 oハロン湾(自然)。ハノイ東部約150kmにあり石灰岩の奇岩は中国の桂林にも優り美しい。 oホイアンの古い町並み(文化)。 oミーソン聖域(文化)。 oフォンニャ-ケバン国立公園(自然)。 ○治安は一般的注意@2007.12。 ○日本大使・総領事館 oEmbassy of Japan、27 Lieu Giai Street, Ba Dinh District, Hanoi, Viet Nam 電話: (84-4) 846-3000 oConsulate-General of Japan、13-17 Nguyen Hue, District 1, Ho Chi Minh City, Viet Nam 電話: (84-8) 8225314 □香港。(旧英植民地) ○主言語は広東語、英語。 ○観光ビザは90日不要。 ○首都はクーロン。 ○通貨は香港ドル、中国元。 ○旅行期は年中可で10〜12月はベスト。 ○接続ルート 中国へは自家用車でゆけない。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は一般的注意@2007.12。 ○日本総領事館 46th & 47th Floors, One Exchange Square, 8 Connaught Place, Central, Hong Kong 香港中環康楽廣場8號交易廣場第一座46樓及47樓 電話: (852) 25221184 □マカオ。(旧ポルトガル植民地) ○主言語は広東語、ポルトガル語。 ○観光ビザは90日不要。 ○首都はマカオ。 ○通貨はパタカ、中国元。 ○旅行期は年中可で10〜12月はベスト。 ○接続ルート 中国へは自家用車でゆけない。 ○出生率 世界最低で0.84人(ニジェールは最高で7.9、イエメン7.6、アフガニスタン7.48)。残りの世界の 出生率ワースト9は(2000〜2005年の国連調査)、 A香港 0.94 Bウクライナ 1.12 Cチェコ 1.17 Dスロバキア 1.2 Eスロベニア 1.22 Fモルドバ 1.23 Gブルガリア 1.24 Hベラルーシ 1.24 I日本、ギリシャ1.25 韓国は1.1というが? ○カジノ 2006年の売上は8,400億円で、米国のラスベガスの7,900億円をぬいて世界一。2007.8.29、世界最大 級の賭場も完成。中国人は世界で最も資本主義が好きな民族ときいたが、ナンバーワンの顧客である 中国人観光客は---やっぱり!? ○世界遺産 oマカオ歴史地区(文化)。 ○治安は一般的注意@2007.12。 ■マレーシア。サラワク州、サバ州。(旧英植民地) ○主言語はマレー語、中国語、タミール語、英語。 ○観光ビザは90日不要。 ○カルネ要。入出国は簡単。 ○首都はクアラルンプール。 ○通貨はリンギ。 ○旅行期 年中可。マレー半島東海岸やサバ、サラワク州は10〜3月がモンスーンの時期。西海岸では6〜9月が 雨季だが、東海岸ほど雨は多くない。 ○接続ルート oタイへは西側ルートのアロール・スター→チャングランからタイのサダオへカルネと対人強制交通 保険のみでOK。その他の東側ルートはテロ等で危険。 o乗用車でのシンガポールへの入出国はカルネで可能だが、バンやキャンピングカーは不可。 ○関税 車100%。 ○世界遺産 oキナバル自然公園(自然)。 oグヌン・ムル国立公園(自然)。 oマラッカとジョージタウン、マラッカ海峡の古都群(文化)。 ○治安はサバ州東側は渡航是非検討B〜十分注意A2007.12。その他は一般的注意@2007.12。 ○日本大使館・総領事館・出張駐在官事務所 oEmbassy of Japan、11,Pesiaran Stonor, Off Jalan Tun Razak, 50450 Kuala Lumpur, Malaysia 電話: (60-3) 2142-7044 oConsular Office of Japan in Johor Bahru、Suite 15B, Menara Ansar, No. 65 Jalan Trus, 80000 Johor Bahru, Johor Darul Takzim, Malaysia. 電話: (60-7) 221-7621 oConsulate-General of Japan、18th Floor, Wisma Perindustrian, Jalan Istiadat, Likas 88400, Kota Kinabalu, Sabah,Malaysia (P.O.Box No.440, 88856) 電話: (60-88) 254169 oConsulate-General of Japan、Level 28, Menara BHL, No.51 Jalan Sultan Ahmad Shah, 10050 Penang, Malaysia 電話: (60-4) 226-3030 ■ミャンマー(現軍事政権はミャンマーといい、国民は今でもビルマという人が大半)。(旧英植民地) ○主言語はミャンマー語、英語。 ○ビザ要。 ○カルネ 要。日本自動車連盟発行のカルネには有効国になっているが、実態は車の持込困難。 ○首都はヤンゴンから中央部のネーピードーへ遷都中。 ○通貨はチャット。 ○旅行期は年中可。乾季は2月。外国人が特別の許可なく旅行できる地域は、年間を通して高温多湿。 ○接続ルート oなし。1956年、英国の前大戦時の撃墜王ピーター・タウンゼントのみが4駆のランドローバーでイ ンドからこの国の北部を通りタイへぬけた。(彼はエリザベス女王の妹マーガレットと恋仲だった が、彼が既婚だったことから王室の横槍が入って破談になり、後に大英帝国を挙げて支援し、英国 からシンガポールへの単独ドライブを敢行)。 oインドからの通過例はある。日本人が乗用車で単身、2006年にバングラデッシュの首都でビザと車 の入国許可証を取りバングラデッシュ→インドのインパール→国境Tamu→ミャンマー入国(税金も 預託金もなし)→160km→ Kalemyo→Gangaw→Minywa→Bagan(旧Pagan)→Meiktila→Taung-gyi →ヤンゴンから船でマレーシアのペナン→タイへドライブした。入出国許可証申請には入出国国境 名、滞在期間、走行ルート、目的、メンバー等を英文で提出する。入国時にはカルネ、税金、預託 金等は不要だった。 oTaung-gyi→Kengtungの450kmの山岳密林地帯はタイ系シャン族等の反政府勢力の支配地域で走行 禁止。Kengtung→タイとの国境町Hawng Lukまでの150kmは政府が支配する安全地帯なので単独走 行OK。 o2007.8.30に外務省に確認したら「公式的にはミャンマーの旅行会社と契約し、同旅行社がミャン マー政府の「ホテル観光省」の許可証を得られれば中国、インド、タイとは車で出入りできるが、 国内事情で流動的。バングラデッシュとラオス間は不可能」とのこと。 ○遷都、国名・町村名変更 軍事政権は国名をビルマからミャンマーに変え、首都だったラングーンはヤンゴンになり、首都は ヤンゴンからネーピードーに遷都する等、1,000以上の町村の名称を変えた。 ○道路 悪く、橋なし川が多く雨季は完全に無理で、検問は多く各所で2〜3時間待たされるのは当たり前で、 立入制限区域は多く、ガソリンの質は悪く、外人専用宿泊所は都会にしかなく、国際自動車免許証使 用不可。さらに停電、インターネット禁止、酷暑、蚊で車中泊も困難である。 ○レンタル 二輪車でツーリングし、数珠を片手に合掌すると通行制限区域に入れたりすることもある。 ○タナカ 白い樹液「タナカ」を顔に塗り化粧・虫除け・日焼け防止・清涼剤等にしている人多し。 ○軍歌 ミャンマーの軍歌には日本の軍艦行進曲の旋律を流用したものがあり、親日度がうかがえる。 ○水かけ祭り 4/13〜15頃の仏歴の正月にある。 ○内戦 部族は大別して14ある。東部のシャン族やカレン族等とは半世紀以上も内戦中。隣国タイ国境界隈 には10余箇所の難民キャンプがあり、ミャンマー人避難民のシンシア医師等が数十万人の病気の治療 等にあたっている。彼女は将来のノーベル賞候補になるかも? ○産油国入り 近年は大規模天然ガス田等の開発が活況を呈しモッタマ湾の「M−9」、アンダマン海のヤダナ、 イエタグン開発区でリッチ国の仲間入りができるか。 ○中国の進出 インド洋のインド領有アンダマン諸島の北端にあるミャンマー領グレート・ココ島は中国に貸し、 中国はレーダーや軍港基地を建設中。 ○世界遺産は登録なし。バガンの遺蹟を申請中。 ○治安は渡航是非検討B2007.12。軍事政権と民主連合の衝突で危険。 ○日本大使館 Embassy of Japan、No. 100, Natmauk Road, Bahan Township, Yangon, The Union of Myanmar (P.O. Box 841) 電話: (95-1) 549644〜8 ■モルジブ。(旧英植民地) ○主言語はディベヒ語、英語。 ○ビザは30日不要。 ○首都はマレ。 ○通貨はルフィア。 ○旅行期は年中可。 ○海抜 2mが最も高い所。地球温暖化では太平洋のツバル、ナウル等と共に真っ先に水没する?! ○アルコール 国民のほぼ100%がイスラム教徒で持ち込み禁止。 ○なまり節(柔らかい鰹節) 豊富に獲れるカツオをなまり節にして食べている。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は一般的注意@2007.12。 ○日本大使館はなく、スリランカの日本大使館が兼務。 ■モンゴル。 ○人口256万人。 ○主言語はモンゴル語、ロシア語。 ○ビザ。 どこの国から入国しても30日以内の観光ビザ不要。その後の延長は首都で申請しなければわから ない。 ○カルネ不要。 ○首都はウランバートル。 ○通貨はトゥグルグ。首都では米ドルを使える所多し。 ○旅行期 5〜9月がベスト。地方の観光地にはツーリストキャンプ場多し。民家のゲルの近くで停車すると、 住人が物珍しく寄ってきて何かと助けてくれる。モンゴル語で話しかけてくるが、会話ができないと 場がしらけ、せっかくの交流機会を逃すので「指差し会話集」があると、役立つかもしれない。 ○接続ルート 唯一の入出国境はロシアのウランウデから南に230kmの国境。そこから25kmでモンゴルのスフ バートル、さらに325kmで首都。自家用車で中国とは出入り不可能。 ○安宿 首都に日本人バックパッカー経験者が経営する宿「あづさや」がある。日本語を話せる旅行社もあ る。他にゲストハウスやレンタルバイクあり。 ○地勢 o平均海抜1,500mの高原の国で大草原とゴビ砂漠からなる。東部は平坦な地、西部はアルタイ山脈や 丘陵があって景色に変化がある。 o首都から数百キロ南南西のエルデネダライ、約500km南のゴビ砂漠南のダランザドガドの草原のワ ダチは大モンゴルの大草原風情満点。ほとんどの地は行先表示がなく、ワダチ等の分岐点ではGPSが 必要。日本人の二輪車ライダーが地方で転倒して遭難死した例あり。 o山岳地帯や草原の河川では金採掘者が少なくない。 ○経済 急激に自由主義、市場主義を取り入れたので、あらゆるものが金銭化して、裕福者と貧困者の乖離 が激しい。牧畜、鉱物資源、観光が主。 ○集落 組立式家屋ゲルが密集している所にある食堂はゴアンズ、旧国営旅行社はジュルチンという。中国 語でいうパオは”少し見下げた意味”があるので使わない方がよいという。 ○ゴミ 首都のゴミ処理はまったく対応していないので、所々ゴミの山が散見される。 ○草原史 o牛、馬、羊、山羊、ヤク、ラクダ等の牧畜が盛んで、牧畜犬は獰猛。草原の草は年々背丈が低くな り、土漠が広がって牧草面積も少なくなり、厳冬で餌不足も重なって家畜が死に、酪農をあきらめ て首都へ出る人多し。 o大モンゴル帝国の首都を北京に移す前の首都だったカラコルムは、首都の西約400kmにある。道は 舗装中でデコボコの迂回路が多い。今は城壁や寺の跡と石造の亀位しかなく、往時の繁栄ぶりは伺 えない。チンギスハーンの墓も今だ不明。 o騎馬民族は文字を持たず、1〜6世紀に活躍した突厥(とっけつ) 族が馬に騎乗して足を踏ん張って戦闘ができるように「アブミ」を発明した。8世紀に没落。 o昔はたくさんいたタルバガン(体長50センチ位のモンゴルマーモット)は少なくなった。 ○ナーダム 7/11〜13頃は年最大の祭「ナーダム」でモンゴル相撲大会、弓射、子ども競馬等が見られる。地方 は別の日に行う。この期間は食堂、交通等が一斉に休むので要注意。 ○6輪駆動車 ときおり見られる6輪駆動車はロシア製の「ウラル」。 ○宗教 チベット仏教(ラマ教)が復活しつつある。 ○文字 古い文字は日本と同じく縦書きだが、今は書ける人はいない。今は横書きで、基本形は35文字。 ○国民性 大草原のようにゆったりしていて、相手に非があってもとことん追い詰めるようなことはしない。 街中のマンホールも、ときどき蓋なしで危険だが、これも国民性? ○日本人 約350人在住で、日本食は大型スーパーで買える。 ○ジンギスカン鍋・料理 これは日本独自の日本料理でモンゴルにはない。モンゴルでは羊等の肉は焼かず、煮る。それは貴 重な脂肪分を無駄にしないためという。筋も脂身も肉として食べ、骨の髄までしゃぶるのが遊牧民の 家畜に対する感謝の表現とか。 ○世界遺産 oウヴス・ヌール盆地(自然)。 oオルホン渓谷の文化的景観(文化)。 ○治安は一般的注意@2007.12。犯罪増加中。 ○日本大使館 Embassy of Japan、Olympic Street,Sukhbaatar District, Ulaanbaatar, Mongolia (Central P.O. Box 1011) 電話: (976-11) 320777 ■ラオス。(旧仏植民地) ○主言語はラオス語。 ○ビザ要。写真を持参すれば空港・国境で15日間とれる。延長可。 ○カルネ。 ジュネーブ条約未加盟国。車持込困難。 ○首都はビエンチャン。 ○通貨はキープ(キップ)。 ○旅行期 11〜2月の乾季がいい。3〜5月は酷暑、6〜10月は雨季。雨季以外はレンタルバイクでツーリング可。 ○接続ルート すべての近隣国とはルートがあるが、自家用車では入出国困難。ベトナムとの国境は2箇所のみオ ープンだが自家用車以外のみOK。タイとラオス間のメコン河には日本の援助で橋が完成。(2006.12) ○水かけ祭り 4/13〜15頃の仏歴の正月にある。 ○ケシ栽培 北部は盛んで麻薬業者が暗躍中。タイやミャンマーとの国境地帯は麻薬業者にとって「黄金の三角 地帯」として闇ルートが展開している。 ○世界遺産 oルアン・パバンの町(文化)。 oチャンパサック県の文化的景観にあるワット・プーと関連古代遺産群(文化)。 ○治安は渡航是非検討B〜十分注意A2007.12。 ○日本大使館 Embassy of Japan、Road Sisangvone, Vientiane, Lao People's Democratic Republic 電話: (856-21) 41-4400〜03