■ギニア(コナクリ)。(旧仏植民地) ○主言語はフランス語。 ○ビザ要。 ○カルネ不要。 ○首都はコナクリ。 ○通貨はギニアフラン。 ○旅行期は年中可だが、5〜11月の雨季の無舗装道は困難。 ○接続ルート すべての近隣国にあるが、紛争次第。 ○アルミニュームの原料 ボーキサイトの埋蔵量は世界の3分の1がここにあり。 ○金 その昔、サハラを越えヨーロッパに運ばれ、フランスのベルサイユ宮殿の黄金の間にも使われた金 はギニアの山地で採れたもの。海運が未発達な時代、ここの金はニジェール川を下り、マリのサハラ 砂漠のトンブクトゥへ。そこでラクダのキャラバンに積み込まれ、広大なサハラを越えてヨーロッパ へと運ばれた。それゆえ、ヨーロッパ人は大中継地トンブクトゥを黄金都市と呼び、この金を求めて サハラ砂漠を逆に南下した。 ○地図 かつては地図のない国だったが、日本の援助で詳細な国内地図が1982年に完成した。 ○世界遺産 ・ニンバ山厳正自然保護区(自然)。 ○治安は渡航延期勧めC〜渡航是非検討B2007.12。隣国の武装集団との戦があり危険。 ○日本大使館 Ambassade du Japon、Lanseboundji Corniche Sud, Commune de Matam, Conakry, Republique deGuinee (B.P. 895) 電話: (224) 30-46-85-10 ■ギニアビサウ。(旧ポルトガル植民地) ○主言語はポルトガル語。 ○ビザ要。 ○カルネ要。 ○首都はビサウ。 ○通貨はCFAフラン。 ○旅行期は年中可だが、6〜10月の雨季の泥道は困難。 ○接続ルート すべての近隣国にあるが、紛争次第で当分は危険すぎる。 ○貧困と出生率 国民の約9割が絶対的貧困にある世界最貧国の1つ。国民一人当りのGDPは日本の約200分の1。出生 率は世界第4位で7.1人。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は渡航延期勧めC〜十分注意A2007.12。 ○日本大使館はなく、セネガルの日本大使館が兼務。 ■ケニア。(旧英植民地) ○主言語はスワヒリ語、英語。 ○ビザ要。国境・空港・港でも取得可。 ○カルネ要。 ○首都はナイロビ。 ○通貨はシリング。 ○旅行期は年中可だが大雨季は3〜5月、小雨季は10〜12月。 ○各国のビザ取得 首都には多くの外国の公館があり、ビザ取得は比較的簡単。 ○対人強制交通保険 あり。 ○日本食 白菜でも醤油でも、かなりの日本食が入手できる。日本人は691人在留(2007.1届出数)。 ○キャンプ場 設備はアフリカ最高というドイツ人経営のオートキャンプ場「Jungle Junction」は車の修理も可。 市内に数カ所のキャンプ場あり。市内には大根、白菜、豆腐、即席麺等の日本食あり。郊外の日本食 レストラン「日本倶楽部」ではNHKのテレビ、朝日新聞もあり。 ○安宿は多い。 ○ヌー 尾が黒いオグロヌーと、白いオジロヌーがいる。100〜300万頭のヌー、20万頭のシマウマ、50万 頭のトムソンガゼルが群をなして移動する姿は圧巻である。毎年草や水を求めて7月頃にタンザニア北 部のセレンゲティ国立公園北部からケニア南部のマサイマラ国立保護区へ、そして10〜11月頃にマサ イマラ国立保護区からセレンゲティ国立公園へと再度移動する。途中、マラ川等の多くの渡河の際は 腹をすかした体長7メートルのナイルワニが待ち構え、ライオン、ハイエナ、リカオン、チーター、 ジャッカル等も”肉食動物対草食動物の全面戦争”の修羅場を繰り広げる。 伝説では、新しい動物のアイデアがなくなった神様がウシの角、ヤギの髭、ウマのたてがみと尻尾 を合わせてヌーを創ったといわれている。 ○海上交易史 東岸のラム、マリンディ辺りには、かつての中国の大貿易艦隊の末裔が生存している。1405〜 1433年、隊長:鄭和が率いる木造船は長さ173m、幅56mという巨艦であり、船団は62隻、乗組員は 27,800名余り。この船は現在の500〜1,000t級に相当する。 1497年以降、イスラム商人を水先案内人 にして、西洋人では初のアフリカ最南端のケープアグラスを回ってインド航路を発見したヴァスコ・ ダ・ガマの船団は120t級が3隻、乗組員は170名。船で初の世界一周を果たしたコロンブスの船団は 250t級が3隻、乗組員は88名だった。 ○スラム街 郊外の鉄道線路を挟んだ幅2km、長さ5kmの不法占拠地区に約80万人が住む。電気、水道、下水、 ガス---等のインフラは全くなく貧困、失業、犯罪等で危険。 ○世界遺産 ・ケニア山国立公園/自然林(自然)。 ・トゥルカナ湖国立公園群(自然)。 ・ラム旧市街(文化)。 ・ミケンダの聖なるカヤの森林(文化)。 ○治安は渡航是非検討B〜十分注意A2007.12。テロや犯罪が激増中、失業率約70%以上。 ○日本大使館 Mara Road, Upper Hill, Nairobi, Kenya(P.O. Box 60202, Nairobi) 電話: (254-20) 2898-000 ■コートジボアール。(旧仏植民地、旧象牙海岸) ○主言語はフランス語。 ○ビザ要。 ○カルネ要。 ○首都はヤムスクロ。実質的な首都機能は旧首都のアビジャン。 ○通貨はCFAフラン。 ○旅行期は年中可だが5〜7月は雨季。 ○接続ルート 内戦等で流動的。 ○世界遺産 ・ニンバ山厳正自然保護区(自然)。 ・タイ国立公園(自然)。 ・コモエ国立公園(自然)。 ○治安は退避勧告D〜渡航是非検討B2007.12。内戦中で大危険。 ○日本大使館 Ambassade du Japon、Immeuble Alpha 2000, Tour A1 8,9eme etage, Avenue Chardy, Abidjan,Cote d'Ivoire (01 B.P. 1329 Abidjan 01) 電話: (225) 20212863、20213043、20221790 ■コモロ連合。(インド洋の旧仏植民地) ○主言語はフランス語。 ○ビザ要。 ○首都はモロニ。 ○通貨はコモロ・フラン。 ○旅行期は年中可。 ○産業 主要産業は香料でバニラ、丁字(香料)、イランイラン(化粧品等に使う香料)等が主輸出品。 ○生きている化石 近海の深海にはシーラカンスがいる。 ○植民地時代の名残 南東に位置するマイヨット島はいまだにフランスが実行支配している。 ○クーデター 2008年以前の30年間に19回。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は十分注意A2007.12。コレラや不安定な政情によるデモ等に注意。 ○日本大使館はなく、マダガスカルの日本大使館が兼務。 ■コンゴ共和国。(旧仏植民地) ○主言語はフランス語。 ○ビザ要。 ○カルネ要。 ○首都はブラザビル。 ○通貨はCFAフラン。 ○旅行期 年中可。ただし、降雨直後の泥道は4輪駆動車でもドライブ不可能。地方の雨季を確認し、走行ル ートと時期を選択すること。首都は4〜5月と11月が雨季。 ○接続ルート すべての近隣国にあるが、内戦等で頻繁に開閉される。 ○海上ルート コンゴ民主共和国とアンゴラとの国境が閉鎖中は、南部のアンゴラの飛び地カビンダからアンゴラ の首都ルアンダへ船便あり。 ○予算 国家予算の約72%は原油等の輸出に依存。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は渡航延期勧めC〜十分注意A2007.12。エボラ出血熱等も危険。 ○日本大使館はなく、ガボンの日本大使館が兼務。 ■コンゴ民主共和国。(旧ベルギー植民地) ○主言語はフランス語。 ○ビザ要。 ○カルネ要。 ○首都はキンシャサ。 ○通貨はコンゴ・フラン。 ○旅行期は乾季の6〜9月がベスト。雨季の10〜5月は未舗装道の一部は泥海と化しドライブ不可能。 ○接続ルート すべての近隣国にあるが、内戦等で頻繁に開閉される。 ○海上ルート アンゴラとの国境が閉鎖中は、南西部のアンゴラの飛び地カビンダからアンゴラの首都ルアンダへ 船便あり。 ○アフリカ一色の船旅 ・北東部のキサンガニから首都キンシャサまでの「1,734kmコンゴ川の船旅」は、アフリカのローカ ル色丸出しの冒険船旅になる。首都の中央市場では生きた、あるいは干物になったワニ、サル、ア ンテロープ(羚羊類)、錦ヘビ等が店先につるされている。売り子のおばちゃんの勢いは内戦をも 圧倒する! ・ウガンダとの国境にあるビルンガ国立公園ではマウンテンゴリラ、カバ等が見られる。コンゴ盆地 の人種は約60部族が確認されているが、まだ発見されていない部族が密林に多数いる模様。 ○資源 銅、コバルト、ダイヤモンド、希少金属等の世界トップクラスの鉱産資源国で輸出の約9割を鉱産資 源が占める。コバルトの埋蔵量は世界の約65%。しかし、1990年代の内戦などで経済は壊滅状態で、世 界最貧国の1つ。 ○ピグミー族 北東部のイトリの森には狩猟採取に頼る小人族のピグミー族がいたが、動物愛護の観点から政府が 自然動物の捕獲を禁止した。どうなったか。また内戦のあおりを食って多くが虐殺された。ピグミー 族はコンゴ盆地全域のみならず、中央アフリカ共和国、西アフリカのギニアにもいる。 ○出生率 世界第10位で6.7人。 ○世界遺産 ・ヴィルンガ国立公園(自然)。 ・ガランバ国立公園(自然)。 ・カフジ=ビエガ国立公園(自然)。 ・サロンガ国立公園(自然)。 ・オカピ野生生物保護区(自然)。 ○治安は退避勧告D〜渡航是非検討B2007.12。内戦やコレラの流行等で危険。 ○日本大使館 Ambassade du Japon、 Avenue Colonel Lukusa, Gombe, Kinshasa, R.D. du Congo (B.P. 1810, Kinshasa, R.D. du Congo) 電話: (870) 763-959-667 ■サントメ・プリンシペ。(旧ポルトガル植民地) ○東京都の約半分の島に人口約16万人。黒人とポルトガル人との混血の諸島。 ○主言語はポルトガル語、クレオール語。 ○ビザ要。 ○首都はサントメ。 ○通貨はドブラ。 ○旅行期は年中可だが、年中高温多湿で3月と10月は特に雨が多い。 ○経済 カカオ、コプラ、バナナ等の農業国。原油埋蔵が確認され2009年から生産予定で、犯罪は増加中。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は十分注意A2007.12。 ○日本大使館はなく、ガボンの日本大使館が兼務。 ■ザンビア。(旧英植民地) ○主言語は英語。 ○ビザ要。国境でビザ取得可。 ○カルネ不要。 ○首都はルサカ。 ○通貨はクワッチャ。 ○旅行期は年中可で11〜3月は雨季。 ○接続ルート タンガニーカ湖南端のンプルングから同湖東岸のタンザニアの各港、同湖北端のブルンジのブジュ ンブラに連絡船あり。車積載が可能か事前に調べること。 ○エイズ 成人のエイズ感染率は2割以上。国民の平均寿命は33歳程度。エイズで死亡する教員の補充が追い つかない。エイズ孤児数は約60万人。 ○ガソリン リッター200円位。(2007.11) ○世界遺産 ・モシ・オ・トゥニャ(Mosi-oa-Tunya、雷鳴の轟く水煙の意)/ヴィクトリアの滝(自然)。 ○治安は退避勧告D〜十分注意A2007.12。特にアンゴラやコンゴ民主共和国との国境付近は危険。 ○日本大使館 No. 5218, Haile Selassie Avenue, Lusaka, Zambia (P.O. Box 34190) 電話: (260-211) 251555 ■シエラレオネ。(旧英植民地) ○主言語は英語。 ○ビザ要。 ○カルネ不要。 ○首都はフリータウン。 ○通貨はレオン。 ○旅行期は年中可だが6〜10月は雨季で非舗装道はドライブ困難。 ○建国 英国の支援で、英国等からの元アフリカ系奴隷とその子孫等が創った国。内戦等で平均寿命は世界 最短級で34歳。(日本81歳) ○世界遺産は登録なし。 ○治安は渡航是非検討B〜十分注意A2007.12。内紛は一応おさまったが犯罪多発等で危険。 ○日本大使館はなく、ガーナの日本大使館が兼務。 ■ジブチ。(旧仏植民地) ○主言語はアラビア語、フランス語。 ○ビザ要。 ○カルネ不要。 ○首都はジブチ。 ○通貨はジブチ・フラン。 ○旅行期は年中可だが5〜9月は酷暑。 ○接続ルート エチオピアは可だが、エリトリアとソマリアは道路状態とテロ等で困難。イエメンのアデン港やモ カ港等、近隣国の主要港にに船便あり。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は十分注意A2007.12。周辺国が政治的に不安定なのでテロや犯罪に要注意。 ○日本大使館はなく、エチオピアの日本大使館が兼務。 ■ジンバブエ。(旧英植民地) ○主言語は英語。 ○ビザ要。国境で取得可。 ○カルネ要。 ○首都はハラレ。 ○通貨はジンバブエドル。超インフレ中で闇両替屋が凄い。 ○旅行期は年中可。11〜3月は雨季。 ○ガソリン かつては安かったが、政権の治世能力欠如で給油所は空が多く、あっても爆騰中。隣国に給油に行 くほどの品薄状態。 ○入出国 小額の現地通貨が必要になるが、小額の米ドルがあれば足りる。 ○安宿 首都のポーポーロッジは日本人旅行者のたまり場。 ○独裁政治 実態は1980年の独立時からムガベ大統領の独裁。5,000人の白人農場主は土地を強制収容された。世 界から非民主的な治世を非難され、ジンバブエは逆に英連邦から脱退。実態は除名された。ウガンダ の暴君イディ・アミン・ダダを彷彿とさせる。強引な方法で野党を抹殺し、すでに27年間君臨し、 2008年3月29日に再選されれば85才(2009.4現在)の圧制はさらに9年継続される。報道は一切禁止。 生活に困窮した国民約300万人は南アで避難民となっている。 ○経済 2001年の失業率は80%、2005年の経済成長率は−7.7%、2006.8のインフレは1,200%。2007年のイン フレ率は100,000%、2008年の経済成長率予想は‐0.5%。 ○紙幣 紙幣には珍しく有効期限がある。インフレ率が酷く経済を見通せないのだろう。2009.1.16には100兆 ジンバブエ・ドル札を発行した。これは日本円で約3万円の価値という。 ○ジンバブエの意味 ジンバブエとは「石の家」という意味で、アフリカでは珍しい石造の遺跡がある。 ○ビクトリア・フォールズ 最深落差108m、最大幅1.7km、見頃は水量が多い雨期の4〜6月頃。 ○貯水量世界一の人造湖 ザンベジ川を堰き止めてできたカリバ湖は貯水量1,806億トン(琵琶湖の約67倍)。 ○世界遺産 ・マナ・プールズ国立公園、サピとチュウォールのサファリ地域(自然)。 ・国史跡グレート・ジンバブエ遺跡(文化)。 ・国史跡カミ遺跡群(文化)。 ・モシ・オ・トゥニャ(Mosi-oa-Tunya、雷鳴の轟く水煙の意)/ヴィクトリアの滝(自然)。 ・マトボの丘群(文化)。 ○治安 十分注意A2007.12。政治・経済・社会等のすべてが混乱中で犯罪が多く要注意。黒人と白人の土地 争い、高い失業率、物価の高騰、インフレーション、若者の約25%がエイズ感染者、軍人は80%がエ イズ感染者---。 ○日本大使館 4th floor Social Security Centre, Corner of Sam Nujoma Street and Julius Nyerere Way,Harare, Republic of Zimbabwe. 電話: (263-4) 250025〜7 ■スーダン。(旧英・エジプト植民地) ○主言語はアラビア語、英語。 ○ビザ要。 ○カルネ不要。 ○首都はハルツーム。 ビクトリア湖からの白ナイルと、エチオピアのタナ湖からの青ナイルが交わる要所にある。 ○通貨はディナール(=ポンド)。 ○旅行期は年中可だが4〜10月は酷暑。 ○接続ルート ・リビアとはなし。 ・エジプト、エチオピア、エリトリア、ケニア、ウガンダ、中央アフリカ、コンゴ民主共和国はOKだ が、政情により閉鎖。 ・西部のダルフール地区は紛争中でチャドとの入出国は危険。 ・首都とエジプトのナセル湖間の道は鉄道沿いにあり、全般的には固い砂地。村人は親切。ナセル湖 のフェリーは週一便しかない。 ・紅海のポートスーダン港からエジプト、ヨルダン、サウジアラビア、ジプチ、イエメン等に船便あ り。 ○外人登録 各町で外人登録をしなければならない。 ○ガソリン リッター50円位。 ○内戦中 東西南北で内戦中で、過去20年間に200万人以上死亡。日本の2倍も広い西部ダルフール地区は治安 最悪で死者30万人、避難民200万人以上(2007.8国連)。日本も国連を介して救援物資を届けている。 ○ピラミッド 北部のナイル河沿いには大小約1,000あり世界最多。 ○世界一のホスピタリティ 生活は貧しいが、私の経験では世界一。具体例は数々あり、どこに行っても、ゆったりとした笑顔 で迎えてくれ、ときには極貧の民でさえ暖かいティーでもてなしてくれた。他の旅行者も同じ様に称 賛している。 ○世界遺産 ・ゲベル・バルカルとナパタ地域遺跡群(文化)。 ○治安は渡航延期勧めC〜十分注意A2007.12。 ○日本大使館 Embassy of Japan、House No. 67,Street 43, Khartoum One, Khartoum, Sudan (P.O. Box 1649, Post Code 11111, Khartoum, Sudan) 電話: (249-1) 83471601、83471602 ■スワジランド。(旧英植民地) ○主言語は英語。 ○ビザ不要。 ○カルネ要。 ○首都はンババーネ。 ○通貨はリランゲーニ(複数:エマランゲーニ)。 ○旅行期は年中可。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は一般的注意@2007.12 ○日本大使館はなく、南アフリカの日本大使館が兼務。 □セウタ。(モロッコ北部のスペイン領) ○言語、ビザ、カルネ、通貨はスペインに準ずる。 ○面積28平方kmで、人口 は約7.5万人。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は一般的注意@2007.12。 ■セーシェル。(含、西インド洋のマヘ島)。(旧仏→英植民地) ○人口約8.5万人のクレオール人(ヨーロッパ人と黒人の混血)の諸島。 ○主言語は英語、フランス語、クレオール語。 ○ビザは30日不要。 ○首都はビクトリア。 ○通貨はルピー。 ○旅行期は年中可だが12〜2月は雨季。 ○社会 観光と漁業で個人あたりのGDPはアフリカ連合加盟国ではNo.1。義務教育の9年間と医療はすべ て無料の素朴な社会主義国。猥雑な世界から隔絶された静かな珊瑚島。ただし、物価はモーリシャス の4倍で高い! ○珍種 この諸島のみにココデメールという「裸体の女体の腰」のような椰子の実、体長1cmの小さな蛙、 体長世界最大で体重400kgの陸亀がいる。 ○世界遺産 ・アルダブラ環礁(自然)。 ・ヴァレ・ド・メ自然保護区(自然)。 ○治安は一般的注意@2007.12。 ○日本大使館はなく、ケニアの日本大使館が兼務。 ■赤道ギニア。ビオコ島(ギニー湾)。(旧スペイン植民地) ○北海道の3分の1の面積に人口約50万人。 ○主言語はスペイン語、フランス語。 ○ビザ要。 ○カルネ不要。 ○首都はマラボ。 ○通貨はCFAフラン。 ○旅行期は6〜9月の乾季がベスト。その他の月は雨が多い。 ○経済 市場では野性動物の肉が売られているという野趣あふれる国だが、近年は産油国になり活況中。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は十分注意A2007.12。政治抗争、原油ブーム、近隣国労働者激増等で犯罪増加。 ○日本大使館はなく、ガボンの日本大使館が兼務。 ■セネガル。(旧仏植民地) ○主言語はフランス語。 ○観光ビザは90日不要。 ○カルネ要。 ○首都はダカール。 ○通貨はCFAフラン。 ○旅行期は年中可。 ○ゴレ島 1,450〜1,850年の間、西欧の奴隷商人に武器、アルコール、その他の金品でそそのかされて黒人部 族争いになり、負けて捕獲された黒人は奴隷としてこの島の収容所にいったん入れられ、輸送中の死 亡率が非常に高い奴隷輸送船でヨーロッパやアメリカ大陸等へ送られた。米国ではやがて子孫達が200 〜300万円(子供は半値)で売られた。今でも奴隷が繋がれた鎖、鉄の重し、首・足輪、収容所、28軒 の奴隷商人の館、大砲等が見られる。 奴隷の数には諸説あるが、最終的に新大陸等で売買された数は2,000〜4,000万人だが、アフリカ各 地での事前の部族争いの被害者、捕獲地から収容所まででの犠牲・自殺者、収容所から新大陸等への 輸送時の犠牲・自殺者等を含めれば被害者は1億人という。2007年に貧困家庭からブラジル大統領にな ったルーラさんは「ブラジルに連行された約700万人の奴隷に申し訳ない」と謝罪した。 今日のサトウキビ産業、綿花産業等の礎は、彼らの過酷な労働なくして語れない。 ○領土の物々交換 ガンビアの南のカザマンス州は元ポルトガルの植民地で、現在は独立運動で危険。セネガルの旧宗 主国フランスは現アンゴラの飛び地カビンダを植民地にしていたが、これをポルトガルのカザマンス と領土交換。ポルトガルの元植民地になったカビンダは、近くでポルトガルが植民地化していたアン ゴラに編入され、今日も独立したアンゴラの飛び地になっているが、今は原油が産出され表情一変。 ○世界遺産 ・ゴレ島(文化)。 ・ニオコロ・コバ国立公園(自然)。 ・ジュッジ国立鳥類保護区(自然)。 ・サン=ルイ島(文化)。 ・セネガンビアの環状列石(文化)。 ○治安は渡航延期勧めC〜十分注意A2007.12。 ○日本大使館 Ambassade du Japon、Boulevard Martin Luther King, Dakar, Senegal(B.P. 3140) 電話: (221)338495500 □セントヘレナ島。(英領) ○面積122平方kmの島に人口約7,000人。英国白人とアフリカ奴隷との混血人が約85%。 ○主言語は英語。 ○ビザ不要。 ○首都はジェームズタウン。 ○通貨はセントヘレナ・ポンド、英国ポンド。 ○旅行期 年中可。 ○接続ルート 英国のカーディフと南アのケープタウンから客船で行ける。ホテルは3軒、空港なし。 ○興亡 ヨーロッパからインド航路への船の給水地として栄えたが、スエズ運河完成で船がこなくなり衰退。 ○ナポレオン1世 ベルギーのワーテルローの戦いで、英国の将軍ウェリントンに敗れ、二度とフランスへは戻れない ようにと、英国管理下のこの離れ小島に1815年に流刑になり、1821年死亡。1840年、フランスへ改葬。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は一般的注意@2007.12。 ■ソマリア。(旧英・伊植民地) ○主言語はソマリ語、英語、イタリア語、アラビア語。 ○ビザ要。ジブチからソマリランド共和国は入れるという情報あり。 ○カルネ要。ただし、車の持込困難。 ○首都はモガデシュ。 ○通貨はシリング。 ○旅行期は年中可。4〜8月は小雨季。 ○接続ルート すべての近隣国とのルートはあるが、内戦中で入出国は危険。 ○内戦 1991年から無政府状態で治安が悪く、日本が承認した政府がない。現在は4つの地域・自冶国に分 かれている。アルカイダの訓練基地があるともいわれている。 @ソマリア(首都モガデシュ) A南西ソマリア(首都バイドア) B東北部のプントランド共和国(首都ガローウェ) C北部のソマリランド共和国(旧イギリス領ソマリランドで首都ハルゲイサ)。 ○風貌 ソマリ族とエチオピア人は似ている。 ○世界遺産は登録なし。 ○治安は内戦中で退避勧告D2007.12。 ○日本大使館はなく、エチオピアの日本大使館が兼務。